15周を経過しても雨量は減らず、気温はスタート時から2度下がった18度、路面温度も3度下降の20度に。そのコンディションのなか、MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが10番グリッドから猛追を見せ4番手にまで浮上。さらに18周目には5番手を争っていたWAKO’S大嶋和也が、SPひとつめでModulo Epson NSX-GTにアウトから並びかかり、豪快にオーバーテイク。イン側でこらえていたナレイン・カーティケヤンは、たまらずスピンを喫し、さらにポジションを失ってしまう。

 その後、上位勢に大きなポジション変動はないものの、ペナルティストップを経て10番手を走っていたau TOM’S LC500の中嶋一貴が、22周目にARTA NSX-GTを、24周目にカルソニック IMPUL GT-Rをパスして8番手にまで浮上する。

 トップのバトン、2番手キャシディの2台はともに1分22秒台の安定したペースを刻み、5秒前後のマージンをキープ。3番手、4番手を走るミシュランタイヤ装着のGT-R勢も追随すると、先陣を切って2番手キャシディが28周目にミニマムでピットへ。26秒の静止時間だった37号車に続き、29周目に入ったWAKO’S大嶋の2台ともにタイヤ無交換で給油とドライバー交代を終え、レクサス陣営のタイトルコンテンダー2台は最小限のロスタイムでコース復帰していく。

 31周目にルーティンピットへ向かった36号車もタイヤ無交換を選択したレクサス陣営に対し、29周目のARTA NSX-GT、32周目のMOTUL AUTECH GT-Rはレインタイヤ4本交換でピットアウト。23号車ニスモは35秒の静止時間で松田次生をコースに送り出す。

 すると35周目には2番手を走ったCRAFTSPORT MOTUL GT-Rがピットへと向かい、フレデリック・マコウィッキにチェンジ。コース復帰後もMOTUL AUTECH GT-Rの前は守ったものの、2台ともに無交換のWAKO’Sに前へ行かれることに。

 さらに37周目に首位のRAYBRIGのバトンがドライバー交代へと向かい、34.9秒の静止時間で4本交換し、山本尚貴にバトンタッチ。1周目のアウトラップを終え、2周目には2番手KeePerの平川との差は2秒618でコントロールラインを通過することになろ、それでもまだタイヤの発動はなく38周目のハイポイントでインをズバリ平川に差されてしまう。

 これで平川が首位浮上に成功し、続くラップではトップの平川は2番手山本に4秒190差まで一気に突き放していく。また37周目にはMOTUL AUTECH GT-Rが4コーナー立ち上がりでCRAFTSPORT MOTUL GT-Rを捉え、GT-R勢のポジションが入れ替わる。

 すると39周目の2コーナーでカルソニック IMPUL GT-R佐々木大樹がスピンオフしグラベルへ。脱出できずにSC出動となる。これでステイアウトでルーティンを引っ張っていた先頭走行のランキング3位、DENSO KOBELCO SARD LC500は上位浮上の目が厳しくなり、実質のトップ3はKeePer、RAYBRIG、そしてWAKO’Sの構図に。

 41周目にホームストレート上での整列を経て、レースは44周目から再開。すぐさまピットレーンへ飛び込んだDENSOが去ると、明らかに増えた雨量に高い水煙を上げながら、周回遅れを処理した平川が首位で1コーナーへ。すると後方からはCRAFTSPORT GT-Rのマコウィッキが23号車、6号車、1号車を立て続けにパスして2番手に躍進。対照的にRAYBRIGの山本やWAKO’S山下はペースが上がらず、ずるするとポジションを落としていく。

 またダンロップタイヤを履く64号車Modulo Epson NSX-GTの牧野任祐が猛然と追い上げ、46周目の最終コーナーから松田次生、山本尚貴のバトルに加わると、47周目の2コーナー立ち上がりでNSX対決を制し4番手に上がってくる。そのままMOTUL AUTECH GT-Rの動きを数周にわたって見極めた牧野は、52周目の4コーナー立ち上がりからシケイン進入までで松田を捉え表彰台圏内に浮上する。

本日のレースクイーン

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