NISSAN GT-R NISMO GT500が優勝及び3位表彰台
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R、雨のレースを制しチーム初優勝を果たす
SUPER GT 2019第7戦レースレポート
9月22日 スポーツランドSUGO
【GT500クラス】
スーパーGT第7戦SUGO GT 300km RACEの決勝レースが9月22日にスポーツランドSUGO(宮城県)で行われ、予選7位からスタートした#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/フレデリック・マコヴィッキ)が序盤から追い上げのレースを展開。
中盤に首位に立つと、2位に20秒近い大差をつけてトップチェッカーを受け、チーム初優勝を果たしました。また、予選10位からスタートした#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が3位となり、NISSAN GT-R NISMO GT500がワン・スリー・フィニッシュを飾りました。
決勝日のスポーツランドSUGOは朝から曇り空。スタート進行が始まる頃には小雨が降り始めました。グリッドウォークが終わる頃には雨粒も少し大きくなってきましたが、コースコンディションはタイヤ選択に悩む状況で、#3 GT-R、#23 GT-Rと#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ジェームス・ロシター)はウエットタイヤでのスタートを選択。
#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)はスリックタイヤを選択しました。
決勝レースはセーフティカー(SC)先導のもとでスタート。4周目に実質のスタートが切られると、スリックタイヤを履いていたライバル勢が大きく後退し、この周で#3 GT-Rは5番手に、#23 GT-Rは7番手にポジションアップします。
#3 GT-Rのスタートドライバーを務めた平手は、さらに8周目に3番手に浮上。2番手と4番手とはギャップが開いていたことから単独3番手で周回を重ねました。#23 GT-Rのスタートドライバーはクインタレッリで、4周目以降もペース良く走行し、8周目に5番手、12周目には4番手にポジションアップしました。2台のGT-Rは3番手、4番手をキープしてレース中盤まで周回。
#23 GT-Rは31周を終えてピット作業に向かい、タイヤ交換とガソリン補給を済ませ、松田にドライバー交代してコースに復帰しました。#3 GT-Rは34周を終えてピットイン。こちらもタイヤ交換とガソリン補給を行い、マコヴィッキに交代しました。
この時点では、タイヤ無交換の作戦を採っていたライバル勢が先行しており、#3 GT-Rは暫定5番手、#23 GT-Rは6番手に。36周目には、前方のトラフィックに詰まってしまったマコヴィッキは松田にかわされ、順位が逆転しました。
上位陣とはギャップが開いていましたが、37周目に#12 GT-Rが1コーナー先でコースアウトし、グラベルにストップしてしまったことからSCが導入されます。このSCにより、上位陣との差が帳消しになると、44周目のリスタートでマコヴィッキが松田をかわし、ポジションを奪い返しました。