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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.11.06 07:30
更新日: 2019.11.06 20:51

LEXUS GAZOO Racing 2019スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

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スーパーGT | LEXUS GAZOO Racing 2019スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

決勝

 3日(日)は朝方こそ雲がかかっていたものの、心配された雨もなく、スタート時には晴れて気温20度、路面温度26度という好コンディションで、午後1時半、栃木県警の白バイとパトカーによる交通安全啓発パレードラップ、フォーメーションラップに続いて53周、250kmで争われる決勝レースのスタートが切られました。

 ポールポジションの36号車中嶋一貴は順当に首位を守りましたが、2番手スタートの6号車大嶋は暖めきれなかったタイヤで当初ペースが上がらず、1周目で5位まで後退。

 4番手スタートの37号車キャシディは、6号車をかわした後、6周目に1台をかわして2番手へと浮上。チームメイトの36号車に続き、トムスのLEXUS LC500がワンツー体制で逆転タイトルに有利な位置へとつけました。

 翌周、ペースを取り戻した6号車は1台パスして4番手へ上がり、この時点でタイトル争いは6号車と37号車が同点となりました。

 同点では優勝回数でタイトルに届かない37号車は前を行く36号車へと迫り、6号車も負けじと猛追。19周目には3コーナーで大嶋がインにねじ込んで3番手へ浮上。ポイント争いでは6号車が37号車を上回りました。

 19周目を終えたところで、37号車が先陣を切ってピットイン。平川へと交代。翌周には36号車と6号車もピットへ向かい、36号車、37号車、6号車の順位は変わらない状態でコースへと復帰。アウトラップでタイヤの冷えた36号車に37号車が急接近するも、36号車の関口はポジションを堅守しました。

 レース折り返しの時点ではトップ3台はそれぞれ2秒ほどの差がありましたが、その後、周回遅れに阻まれたこともありトップ3台が急接近。32周目に37号車平川が36号車関口をパスし首位に立ち、今度は37号車が逆転タイトルの位置となりました。

 37号車が優勝すると、3位ではタイトルに届かない6号車は山下が猛烈なアタック。36号車の関口も絶妙なブロックで、テール・トゥ・ノーズでの激しい2番手争いが数周にわたって続きました。

 38周目、90度コーナー進入で6号車山下が36号車関口のインにねじ込むと、2台はそのままサイド・バイ・サイドで続くコーナーへ。最終コーナー進入時に接触した2台は、そのまま揃ってコースをショートカットする形でストレートへ。ここで6号車山下が前に出ました。

 3番手に後退した36号車関口はペースが上がらず、後方の38号車からも攻められる状況となり、2番手に浮上した6号車は、そのまま行けばチャンピオンのポジションをキープ。

 首位の37号車は充分なマージンを取ってトップチェッカー。今季初勝利を挙げました。6号車は2位でチェッカーを受け、2ポイント差で37号車を退ける形となり、大嶋と山下のコンビが今季のドライバーズチャンピオンを獲得しました。

 大嶋、山下ともにGT500クラスでのチャンピオン獲得は初。チームル・マンはJGTC(全日本GT選手権)時代の2002年以来17年ぶりのタイトル獲得となりました。

WAKO'S 4CR LC500がフィニッシュする瞬間。ピットウォールで大嶋和也が山下健太を向け入れる
WAKO’S 4CR LC500がフィニッシュする瞬間。ピットウォールで大嶋和也が山下健太を向け入れる

 ドライバーズタイトルでの逆転は叶わなかった37号車ですが、チームチャンピオンを獲得しました。3位は猛追を凌ぎきった36号車が入り、LEXUS LC500は表彰台を独占。また、4位に38号車が続き、LEXUS LC500はスーパーGT最後のレースをトップ4独占という最高の形で締め括り、ダブルタイトル獲得で有終の美を飾りました。

 GT300クラスでは、17番手スタートの96号車新田が序盤から猛烈なペースでポジションアップ。8番手まで上げて早めのピットイン。交代した阪口もハイペースで周回を重ね、全車がピットインを終えた時点で6番手につけると、さらにライバルを次々にパスしていきました。

 96号車の若き阪口は39周目に4位へ浮上すると、タイトルを争うライバルの真後ろにつけ、表彰台を賭けたバトルを展開。残り6周で阪口がライバルをかわし、3位でチェッカー。

 今季4度目となる表彰台獲得を果たしました。しかし、ライバルが4位でチェッカーを受けたため、逆転タイトルはなりませんでした。また、唯一Q2進出を果たした60号車も9位でチェッカーを受け、ポイント獲得を果たしました。

K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)
K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)

■ドライバーコメント


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