更新日: 2019.11.25 17:14
アウディ スーパーGT×DTM特別交流戦 レースレポート
SUPER GT×DTM特別交流戦、レース2でデュバルが3位表彰台を獲得
・富士スピードウェイでDTMとSUPER GTが史上初の競宴、スリリングなバトルが大観衆を魅了
・レース1でブノワ・トレルイエがDTM勢最高位でフィニッシュ
・レース2ではロイック・デュバルがレース序盤のパンクにもかかわらず、アウディ勢最高位でフィニッシュ。4台のAudi RS 5 DTMすべてがトップ10フィニッシュ
2019年11月23日(土)~24日(日)、富士スピードウェイでSUPER GT×DTM特別交流戦が開催されました。ドイツのDTMマシンと日本のSUPER GTマシンが戦うこの“ドリームレース”のレース1で、Hitotsuyama Racingとアウディジャパンのサポートを受けたアウディのカスタマーチーム『WRT Team Audi Sport』から参戦したブノワ・トレルイエが、DTMドライバー最高位の6位、レース2では『Audi Sport Team Phoenix(アウディスポーツ チームフェニックス)』のロイック・デュバルが3位表彰台を獲得しました。
レース1:11月23日(土)
トレルイエがステアリングを握るAudi RS 5 DTMは、レース終盤に導入されたセーフティカーを巧みに利用しました。フレッシュタイヤを履いたトレルイエは、レース再開のローリングスタートで一気にポジションを上げ、DTM勢最高位の6位でフィニッシュラインを通過しました。
ルマン24時間レースで優勝経験があり、世界耐久選手権でもチャンピオンに輝いているトレルイエは、今回のレースに、アウディジャパンとHitotsuyama Racing(ヒトツヤマレーシング)のサポートを受けたアウディのカスタマーチーム、WRT Team Audi Sportから参戦。
彼は、「最高のレースでした。Audi RS 5 DTMで参戦する最初のレースを本当に楽しむことができました。再スタート後は、素晴らしいペースで走行できました。3年のブランクがあったので、復帰後すぐにこのような結果を出せるとは思っていませんでした」とコメントしています。
予選で苦戦して13番グリッドからスタートしたAudi Sport Team Rosberg(アウディスポーツ・チームロズベルグ)のレネ・ラストは、レース中盤には6番手までポジションを上げて、富士スピードウェイに集まった大観衆を沸かせました。しかし、その後タイヤの摩耗により、最終的に8位でチェッカーを受けました。
Audi Sport Team Abt Sportsline(アウディスポーツ・チームアプトスポーツライン)のマイク・ロッケンフェラーは、トレルイエとの接触にもかかわらず、13位(DTM勢の3番手)でフィニッシュしました。
Audi Sport Team Phoenixのロイック・デュバルは、雨のなかで行われた予選で健闘し、2番グリッドを獲得しました。しかし、デュバルは、ウォームアップ途中でスリップして、コースアウト。マシンに大きなダメージを負い、レースの欠場を余儀なくされました。デュバルのAudi RS 5 DTMは、日曜日のレース2の参戦のために修理されました。