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スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.10.10 12:40

LEXUS TEAM ZENT CERUMO スーパーGT第7戦タイ 決勝レポート

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スーパーGT | LEXUS TEAM ZENT CERUMO スーパーGT第7戦タイ 決勝レポート

スーパーGT第7戦タイ LEXUS TEAM ZENT CERUMO
スーパーGT第7戦タイ LEXUS TEAM ZENT CERUMO

 しかし、石浦はあきらめず前を追う。チャンスをうかがえば後半必ずチャンスは来るはずと、バトルを戦っていった。集団で走るよりも単独で走る方がトータルでは取り分が多いが、クリーンな状態で立川が走れるように、石浦はタイミングをうかがい31周目にピットに向かった。

 きっちりとピット作業をこなしたLEXUS TEAM ZENT CERUMOは、立川にステアリングを委ね追い上げを図った。期待に応え立川は33周目にひとつポジションを上げると、39周目には13番手、さらに翌周には12番手に。さらに45周目には11番手に順位を上げた。ポイント圏内まであと少しだ。

 10番手を走るのは#8 NSX CONCEPT-GT。さらにもうひとつ前には、チャンピオンを争っている#1 GT-Rが走っている。タイトル争いを考えると、#1 GT-Rの前には出たい。立川はZENT CERUMO RC Fにムチを入れ、ギャップを削りとっていった。

 しかし、57周目に思わぬアクシデントが立川を襲ってしまう。前を走っていた#1 GT-Rが、ターン5でGT300クラスの2番手争いと遭遇。オーバーテイクを試みた際にGT300の2番手だった#18 86MCと#1 GT-Rが接触してしまい、#1 GT-Rがスピンを喫したのだ。

 すぐ背後につけていたGT300クラスの#60 RC Fは、コーナーのインからスピン状態にあった#1 GT-Rをかわそうとするが、#1 GT-Rがイン側に動いてしまい、避けきれずにクラッシュしてしまう。立川は#60 RC Fに続いて#1 GT-Rを避けようとしたが、2台に道を塞がれる格好になってしまい、為すすべなくクラッシュしてしまったのだ。

 たがいにチャンピオンを争う存在だった#1 GT-Rとのクラッシュにより、ZENT CERUMO RC Fはフロントを破損。立川はレース続行は不可能と判断し、ピットにマシンを戻した。#1 GT-Rもストップし、2台ともにノーポイントというまさかの結末となってしまった。

 幸か不幸か、タイトル争いのライバルも無得点となったため、チャンピオン争いはZENT CERUMO RC Fを含め混沌としてきた。勝負を決するのは最終戦ツインリンクもてぎだ。ドライバーふたりともが「得意」と語るもてぎで、ZENT CERUMO RC Fは悲願のチャンピオンを獲りにいく。


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