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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.07.19 11:00

TGR TEAM ZENT CERUMO 2020スーパーGT第1戦富士 公式練習レポート

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スーパーGT | TGR TEAM ZENT CERUMO 2020スーパーGT第1戦富士 公式練習レポート

2020 AUTOBACS SUPER GT Report

たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE
第1戦 富士スピードウェイ

ZENT GR Supra
#38 立川祐路/石浦宏明

◆7月18日(土) OFFICIAL PRACTICE
公式練習結果 6位

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、シーズン開幕が大幅に遅れた2020年のSUPER GT。無観客開催というかたちながら、ようやく長いオフシーズンが終わりを告げ、7月18日(土)にいよいよ第1戦富士を迎えた。TGR TEAM ZENT CERUMOは6月に行われた公式テスト、さらに鈴鹿サーキットで行われたタイヤメーカーテストを経て、このレースウイークに臨んだ。

 ウイルス感染防止の対策をチーム全員がしっかりと徹底しながら臨んだこの日の天候は、事前の天気予報どおり朝から雨模様となった。しかし、昼前には日射しも見えはじめ、少しずつ路面コンディションは回復していく。今回は変則的なスケジュールで、7月19日(日)に予選と決勝が行われる予定だったが、決勝ではドライの予報もあり、少しでもドライでの走行を重ねておきたい。また、もし日曜の予選が荒天のため中止になってしまった場合、この公式練習のタイムがグリッドに反映される通知も出されていた。その点でも、この公式練習は重要なセッションと言えた。

 しかし、午後4時から予定されていた公式練習の1時間ほど前から、富士スピードウェイには濃い霧が立ちこめてしまう。TGR TEAM ZENT CERUMOも天候の回復を待つものの、コースオープン時間になっても霧は濃いまま。何度かのディレイを経て、午後5時15分にようやく走行がスタートした。午後6時50分には日没も迫っており、薄暗くなっていくなかでの公式練習となった。

 TGR TEAM ZENT CERUMOは、まずは立川祐路にZENT GR Supraのステアリングを託す。今回の第1戦に向け、富士公式テストからZENT GR Supraはセットアップを変更していた。そのため、その確認とタイヤのテストを行いながら立川は周回を重ねていく。もともとこの公式練習しか確認の時間はないこともあり、セットアップ変更にも迅速な作業が要求された。

 チームスタッフはその期待にこたえ、迅速な作業で立川を送り出していく。ふたたび霧も出はじめ、いつ赤旗が出てもおかしくない状況ではあったが、立川は確認を終え23周をこなしピットにZENT GR Supraを戻すと、石浦宏明に交代した。

 石浦のミッションは、明日の予選が荒天だった場合に備えてしっかりとタイムを出すことだ。その期待にこたえ、石浦は午後6時35分にスタートしたGT500クラスの専有走行でしっかりとタイヤをウォームアップさせると、1分27秒774というベストタイムをマーク。まずはその時点の2番手に躍り出た。

 その後、ライバルたちがタイムアップしたこともあり、最終的にZENT GR Supraはこのセッションを6番手で終えることになった。とはいえ、迅速な作業も手伝い、ZENT GR Supraもフィーリングは良好であることが確認できた。

 7月19日(日)の予選、そして決勝は、変則スケジュールや天候の影響もあり荒れた展開になることも予想されるが、この日得られた好感触を活かし、まずは開幕戦での上位入賞、そしてGR Supraのデビューウインを目指していく。

ドライバー/立川祐路
「まずは無事に開幕を迎えられたことで、ホッとしているとともに、いよいよ始まるのだな……と気持ちが高まりました。今日の公式練習については、天候で霧で走れない恐れもありましたが、きちんとドライで走ることができ、日曜に向けてクルマの確認をすることができました。フィーリングも悪くないですね。今回はいつもと違うスケジュールのなかなので、明日の予選に向けてしっかり体を休めて頑張りたいと思います。明日は天候も分からないので、どんな状況にも対応できるように、しっかり準備をして、開幕戦をいいかたちで終えられるようにしたいですね」

ドライバー/石浦宏明
「公式練習は予想以上の霧でディレイになってしまい、僕がドライブする時間がなくなってしまう可能性もあったのですが、天候が分からないこともあり、セットアップを優先してもらいました。今回は公式テストからセットアップも変更していたので、その確認をこなしてもらった方がいいと思っていたんです。でも、その後フィーリングがいい状態で僕もドライブし、クルマを確認することができましたし、有効な公式練習になったのではないでしょうか。明日は予選はウエットになりそうですが、公式テストでも上位にいることができましたし、僕たちは最近雨で上位にいることができているので、ポジティブにとらえています。レースも荒れそうな気がするので、しっかり生き残っていきたいです」

村田淳一監督
「まずは開幕に向けて、新型コロナウイルス感染拡大防止のために対策を作ってくださったGTアソシエイション、富士スピードウェイの皆さんに感謝したいと思います。無観客開催とはいえ、こうしてせっかく開催できたので、我々TGR TEAM ZENT CERUMOも、しっかりと感染防止の対策を施しています。今回は変則的なスケジュールで、公式練習のみでしたが、ドライバーからフィーリングはいいと聞いていますし、明日に向けてはいい材料を得られたと思います。明日は天候がどうなるかは分かりませんが、このままいい流れで上位を目指していきたいと思います。また、このオフの期間も、メカニックたちがかなり練習をこなしてきていますし、ピット作業の改良も加えているので、まずはミスなく開幕戦を終えたいと思っています」


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