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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.08.11 14:47
更新日: 2020.08.11 14:50

ニッサン 2020スーパーGT第2戦富士 レースレポート

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スーパーGT | ニッサン 2020スーパーGT第2戦富士 レースレポート

CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが8位入賞

スーパーGT 2020第2戦レースレポート

8月9日
富士スピードウェイ(静岡県)

【GT500】

 長梅雨がようやく明け、富士スピードウェイも暑さが予想されましたが、予選日は雲で日差しが遮られたこともあり過ごしやすい気温となりました。GT500クラスの予選は15時過ぎにスタート。#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/平峰一貴)のQ1を担当する平峰はセッションが約3分半経過したところでゆっくりとコースへ向かっていきました。

 タイヤのウォームアップ中、計測2周目で一旦タイムを落としますが、気持ちを切り替えて1アタックに集中。計測3周目に1分27秒634をマークして2番手に着けました。その後1台が平峰のタイムを上回り、最終的に3番手でQ1を突破。Q2に駒を進めました。
 
 また、#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)も松田がQ1を担当し、1分27秒971でQ2進出を決めました。開幕戦でポイントを獲得している#3 GT-Rと#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)は、それぞれ12番手、15番手が確定しました。

 Q2では、#12 GT-Rの佐々木、#23 GT-Rのクインタレッリがそれぞれ速さを見せました。今回の予選に向けて、#12 GT-Rは公式練習のほとんどの時間で平峰が走行を担当。佐々木はほとんどぶっつけ本番のような状況でQ2のポールポジション争いに挑むことになりましたが、集中力を高めてアタックし、1分27秒795をマークして暫定3番手に付けました。

 その直前、#23 GT-Rの松田が1分27秒811で暫定3番手につけていましたが、これで4番手に後退。松田は更にタイムを縮めるべく連続アタックをかけました。1分27秒799まで自己ベストタイムを更新しましたが、逆転にはわずか1000分の4秒届かず。セッション終了間際に、1台が佐々木のタイムを上回り、最終的に#12 GT-Rは予選4番手、#23 GT-Rは5番手でスタートすることになりました。

カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/平峰一貴)
カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/平峰一貴)

 決勝日は夏の日差しがサーキットに差し込んできました。気温29℃、路面温度42℃というコンディションで、66周の決勝レースがスタート。#12 GT-Rのスタートドライバーを務めた平峰は、オープニングラップのコカ・コーラコーナーで1台をかわし3番手に浮上します。しばらくは3番手をキープして周回が重ねられていきましたが、後方のマシンがじわじわと#12 GT-Rに迫ってきました。
 
 16周目には2台の差は0.2秒にまで縮まり、1コーナーでは横に並びかけられます。平峰はこれをしのぎ、10周近くにわたって2台の接戦が展開されました。24周目にライバルの先行を許し、#12 GT-Rは4番手に後退。その後、この2台は30周目に同時にピットイン。#12 GT-Rはメカニックたちの迅速な作業で3番手マシンの真後ろでコース復帰しました。

 後半スティントを託された佐々木は、交換したばかりの冷えたタイヤでなんとか食らいつこうとしましたが、自分たちよりも先にタイヤ交換を済ませていた後続のマシンたちも迫ります。接近戦の中で、#12 GT-Rは5番手にポジションを落としてしまいます。レースも終盤に入り、どのマシンもタイヤの消耗が進んでいるなか、#12 GT-Rは時折トップのマシンと変わらぬラップタイムを刻みながら、何度も先行車に迫りました。


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