KEIHIN NSX-GTが2018年開幕戦岡山以来の優勝で「ストップ・ザ・スープラ」に成功。塚越広大とベルトラン・バゲットが、GRスープラ勢を従え表彰台の最上段に立った。開幕戦富士でのNSX勢は予選こそスープラと互角だったが、決勝ではズルズルと順位を下げ、RAYBRIG NSX-GTの6位が最上位と惨敗を喫した。

 しかし、開幕戦と同じような条件ながら、第2戦富士でのNSXは占有走行から決勝まで一貫して速さを維持した。予選ではARTA NSX-GTとKEIHIN NSX-GTがフロントロウを分け合い、決勝でも中盤まで激しい首位争いを展開。

 ドライバー交代直後、野尻智紀がコールドタイヤでスピンアウトしなければ、ARTA NSX-GTが優勝していた可能性もある。NSXの相対的な戦闘力は、確実に向上していた。

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