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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.08.25 14:05
更新日: 2020.08.25 15:57

TGR TEAM SARD 2020スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | TGR TEAM SARD 2020スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

2020スーパーGT第3戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE』(8/22~23)
鈴鹿サーキット(1周5.807km)

 8月23日(日)、スーパーGT第3戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE』の決勝が行われ、9番グリッドから不撓不屈に勝利を狙っていったDENSO KOBELCO SARD GR Supraは、復帰したヘイキ・コバライネンが流石の攻防の駆け引きによる怒濤の追い上げを見せて9番グリッドから5位に浮上する快走。

 25周終了で抜群のピットタイミング、素早いピットワーク、中山雄一の速いアウトラップとチームワークの合わせ技で2台ほど逆転、その後も中山が良いペースで3位表彰台のポジションを堅守していたが、3度目のセーフティカー導入明けとなる36周目にヘアピン進入で8号車に追突されスピン、コースオフ。表彰台圏内を失ってしまい、クルマにダメージを負いながらも戦列に何とか復帰。

 そこから中山は最後まで諦めずに後続の猛追を振り切って逃げ切り、執念の5位フィニッシュ。開幕3戦連続ポイントを獲得した。ドライバーポイントでは6点(計17点)を獲得、チームポイントでは9点(計26点)を獲得していずれもランキング7位に。次戦は、9月22日(土)・23日(日)にツインリンクもてぎにて第4戦として開催される。

■事前情報

 富士で真夏の開幕2連戦を終えて現在シリーズランキング6位のDENSO KOBELCO SARD GR Supra。第3戦は、国際的にテクニカルなドライバーズコースとして有名な鈴鹿サーキットへと舞台が変わる。今回から当初の第1ドライバー登録のヘイキがようやく日本入国が叶い復帰。中山とレギュラーコンビが復活。

 大会のラウンドパートナーに当チームパートナーでもあるFUJIMAKI GROUPがつき大会名称は『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE』となり、8月22日(土)午前に公式練習、午後にノックアウト方式(Q1、Q2)の公式予選で、23日(日)決勝は13時スタートの300km(52周:約2時間)で争われる。

 ドライバー交代を伴うピットストップは1回が義務付けで、今回のウエイトハンディは現獲得ポイントの倍となる22kgを搭載する。鈴鹿はウエイトハンディによる重量増によるタイムの落ち込みは、22kgだと約0.4~0.5秒と大き
めとなる。

 DENSO KOBELCO SARD GR Supraは公式画像に描かれるなど期待も高く、チームの本拠地に近いため応援団も例年だと大挙して訪れるが、この第3戦も引き続き様々な感染対策を講じて無観客での開催。富士での2連戦では決勝ペースが上がらず苦戦を強いられたが、得られたデータから状況は解析済み。

 ランキング上位勢に追いつくためにも大量得点となるポディウムフィニッシュは必須。タイトルを狙う上で上位に喰らいつくための踏ん張りどころとなる。真夏の鈴鹿で距離は通常の300kmであるが、暑く熾烈極まる戦いが予想される。ヘイキの復帰戦でチーム一体となり、シリーズランキング上位を目指して不撓不屈に勝利を狙っていった。

2020年スーパーGT第3戦鈴鹿 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)
2020年スーパーGT第3戦鈴鹿 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)

■公式練習走行

 22日(土)公式練習走行は10時から開始。残暑厳しい、うだるような蒸し暑さのなか、気温32度/路面温度42度のコンディションで90分間の混走セッションが開始された。開始と同時にコースインした中山は、まずはソフト側ドライタイヤを装着して、タイヤのピークパフォーマンスとフィーリングを6周チェック。続いてハード側タイヤを装着しておなじく6周の評価走行し、7番手タイムを刻む。

 続いて13周目から今回から復帰したヘイキがハード側タイヤで評価しながらの長めの走行で、久々のドライビングで自分自身の感覚を取り戻していった。途中セット調整を行い、28周目からソフト側タイヤのリピート評価も実施。20周にわたってドライビングを行った。

 混走セッションは中山がマークした1分49秒102の9番手となった。10分間のGT500単独セッションは、引き続きヘイキがソフト側タイヤでアタックシミュレーションを実施し、1分49秒001の13番手タイムとなった。公式練習走行ではトータル37周を走行。

 続いて、導入が予定されているフルコースイエロー(FCY)システムの動作確認を11周にわたって実施した。走行後にミーティングを長めに行い、前回よりもさらに良いグリッドを目指してクルマを予選までに徹底的にデータ分析して仕上げるべく準備を進めていくこととなった。

■公式予選


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