レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.09.14 10:54
更新日: 2020.09.14 11:43

ホンダ 2020スーパーGT第4戦もてぎ レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | ホンダ 2020スーパーGT第4戦もてぎ レースレポート

2020.9.13(日)
Round.4
ツインリンクもてぎ
栃木県 芳賀郡 茂木町

#17 KEIHIN NSX-GTが今季2勝目、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTが3位に入り、Honda NSX-GTがダブル表彰台

 9月12日(土)~13日(日)、ツインリンクもてぎ(栃木県)で2020年度スーパーGTシリーズ第4戦が開催され、GT500クラスに5台の2020年型NSX-GT、GT300クラスに3台のNSX GT3が出走しました。今回も新型コロナウイルス感染拡大対策として無観客開催です。

 土曜日のツインリンクもてぎの上空には厚い雲がかかり、雨は時折り細かく降っては止むという状況です。幸いにしてドライコンディションで行われた土曜午前中の公式練習で、NSX-GT勢は好調な走りをみせます。GT500では#64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)が2番手、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)が3番手、#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が4番手と、上位につけるタイムを記録しました。

 午後の公式予選Q1セッションは、直前に降った小雨も上がりドライコンディションで始まったものの、ウォームアップが終わる頃にコースの一部で雨が降り始め、難しいコンディションとなりました。各車ドライタイヤのままタイムアタックに入り、快調の#64 Modulo NSX-GT(大津)が2番手、#17 KEIHIN NSX-GT(バゲット)が3番手、#100 RAYBRIG NSX-GT(山本)が4番手、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原)、#8 ARTA NSX-GT(野尻)が7番手。Q2に進出できる上位8台の中にNAX-GTの5台全車が残る結果となりました。

 Q2セッションを前に霧雨がふたたび降り始めてコースコンディションは難しい状態になり、各車レインタイヤに履き替えてタイムアタックを行ないました。その結果、#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)が2番手、#8 ARTA NSX-GT(福住)が3番手、#64 Modulo NSX-GT(伊沢)が5番手、#100 RAYBRIG NSX-GT(牧野)が6番手、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤)と続き、NSX-GTは、開幕以降4大会全戦でフロントロウから決勝レースに臨むこととなりました。

 日曜日のツインリンクもてぎは曇天ながらドライコンディションとなりましたが、レース終盤になると降雨の可能性もあると予報されるなか、決勝レースのスタートが切られました。2番手スタートの#17 KEIHIN NSX-GT(バゲット)は、ポールポジションからスタートして先頭を走る38号車の背後につけて攻め続けると、8周目のヘアピン立ち上がりから並びかかり、90度コーナーで先頭に躍り出ました。

2020年スーパーGT第4戦もてぎ KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)
2020年スーパーGT第4戦もてぎ KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)

 
 38号車を挟んで、その後ろには、スタートで3番手に進出した#64 Modulo NSX-GT(伊沢)、#8 ARTA NSX-GT(野尻)、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤)が続きました。

 10周目にコース上で発生したアクシデントによりセーフティカーが介入しましたが、レース再開後も#17 KEIHIN NSX-GT(バゲット)は首位を守って2番手の38号車との間隔を開いていき、24周を走ってピットインすると給油、タイヤ交換を行い、レースに復帰しました。
 
 一方、3番手につけていた#64 Modulo NSX-GT(伊沢)はペースが上がらず、トラブルを抱えた#8 ARTA NSX-GT(野尻)とともに少しずつ後退、代わって#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤)が順位を上げて3番手に進出しました。

 GT500全車がドライバー交代を終えた段階で#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)は2番手の38号車に対し約4.5秒以上の差をつけて首位を守り、また少しずつ38号車を引き離し始めました。
 
 ドライバー交代を終えた#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原)は38号車の後方で3番手を守り、ハンデが重い#100 RAYBRIG NSX-GT(山本)はいったん9番手にまで順位を落としたものの、バックマーカーを巧みに利用しながらじりじりと追い上げを始めました。

2020年スーパーGT第4戦もてぎ Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)
2020年スーパーGT第4戦もてぎ Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)

 45周終了時点でふたたびセーフティカーが介入、レースは振り出しに戻ったものの、再スタート後も#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)のペースは衰えず、38号車との間隔をふたたび広げ始めました。結局#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)はそのままだれにも脅かされることなく63周のレースを首位のまま走りきって今シーズン2勝目を記録し、2点差でシリーズポイントランキング首位に立ちました。

 3位のチェッカーフラッグは、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原)が受け、NSX-GTが2台、表彰台に上がる結果となりました。5位には重いハンディを背負いながら着実に追い上げた#100 RAYBRIG NSX-GT(山本)が続き、#64 Modulo NSX-GT(大津)は10位でレースを完走しましたが、#8 ARTA NSX-GT(福住)はアクシデントによりリタイアを喫しました。次戦シリーズ第5戦は10月3日から4日、富士スピードウェイで5000名限定ながら一般観客を迎えて開催されます。

■コメント


関連のニュース