また、LC500はピットロードでもアクセルを離し、クルマが完全に止まるまで惰性で走行。午前中だけでも2度、行っており、クルマの各部のフリクション、転がり抵抗を測定していたようだ。
午前中のタイムはレクサスLC500は1分30秒248で、ニッサンGT-Rは1分31秒142。今年8月のGT富士でのポールタイムが1分28秒458なので、ダウンフォースを25パーセント減を目指した2017年の空力でも、マシンのセットアップの熟成が進めば、同等程度のタイムまでアップすることは間違いなさそうだ。
午前の2時間の走行後、レクサスLC500はRC F GT3と同じ走行枠で1時間走行し、1分30秒071をマーク。午後2時からはニッサンGT-Rが2時間走行して1分30秒321のベストタイム。レクサスLC500は午後の2時間枠を走行せず、翌8日の走行準備を進めていた。
この日の最高速は富士スピードウェイのモニター上ではレクサスLC500が291.813km/h、ニッサンGT-Rが289.234km/h。お互い、どのくらいのウエイトハンデを搭載しての走行かはわからないが、気温10℃、路面温度が16℃という寒い時期でエンジンパワーが出やすいことを考えると、2016年車両と比べて2017年車両の最高速は10km/h減といったところか。
富士でのテストは明日の8日まで行われ、シーズン中の開発テストはこの富士で終了。シーズンオフにはそれぞれ、メーカーごとに開発テストが行われることになる。