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スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.03.30 11:42

平手「右肩上がりに調子が良くなってきている。万全の状態で開幕戦へ挑みたい」

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スーパーGT | 平手「右肩上がりに調子が良くなってきている。万全の状態で開幕戦へ挑みたい」

富士GTA公式テスト(3/26-27)
富士スピードウェイ(1周4.563km)

 3月26日(土)~27日(日)開幕前の最終テストとなる富士GTA公式テストが、富士スピードウェイにて行われ、ヘイキ・コバライネンと平手晃平が駆るDENSO KOBELCO SARD RC Fが参加。初日は1分28秒024の総合3番手タイムをマーク。2日目は最終セッションでトップタイムをマークするなど総合で2番手となる1分28秒369をマークした。最終セッションをトップで締めくくるなど各セッションで上位タイム記録し充実した内容となったDENSO KOBELCO SARD RC Fは、4月9日(土)~10日(日)SUPER GT開幕戦に勝利を目指して臨む。

■3月26日(土):曇りのち晴れ
 開幕前の最後のテストとなる富士GTA公式テスト初日は、前日の雨が残るウェットコンディションで気温5度/路面温度9度という冬のような寒さのなか、9時30分からセッション1が始まった。まずはヘイキがウェットタイヤでアウトインの1周を走行してクルマの確認。その後、風が冷たく路面の乾きが遅く、路気温とも適切なレンジに到達するまで待機をすることとなった。青空が広がって日差しが照り、コースが完全に乾いた11時20分頃にドライタイヤでヘイキがコースイン。なかなかタイヤが温まらない中で6周目に1分29秒369の4番手、7周目に1分29秒208と更新して、その時点で3番手タイムをマークした。その後フロントとリアのARB(アンチロールバー)の確認をしながら、セッション1はトータル21周を走行。7周目にマークしたタイムで4番手となった。

 午後のセッション2は気温9度/路面温度16度のドライコンディション。このセッションはヘイキが何種類かの新品ドライタイヤの確認を行った。まずは午前中に履いたタイヤでクルマの確認。12周目からタイヤ評価を始め、16周目に1分28秒748とその時点で2番手タイムを刻んだ。33周目には自己ベストを更新する1分28秒520と、その時点でのトップタイムをマークした。その後、44周目からGT300単独セッションが始まるまでは、平手が確認のためステアリングを握った。10分間の単独走行では再びヘイキが走行し、1分28秒024の3番手タイムをマークする速さをみせた。セッション2はトータル59周の走行となり、初日、DENSO KOBELCO SARD RC Fは1分28秒024の3番手タイムをマークし、好調さをアピールした。

■3月27日(日):晴れ
 テスト2日目は、まだ肌寒さはあるが快晴に。午前のセッション3が気温8度/路面温度14度のなか、9時30分から開始された。昨日の午後のセッション2同様にヘイキが何種類かの新品ドライタイヤの評価を行うプログラム。確認走行の後に10周目からタイや評価に入り、13周目に1分28秒369と早速にトップタイムを叩き出したヘイキ。その後もいくつかの新品タイヤを評価し、34周目からはロングランテストを敢行した。1分30秒台の好ペースで安定したタイムで周回を重ね、一発の速さに続いてロングランでの速さも見せたヘイキは、好調さを走りで実証。56周目からはバトンタッチした平手が、赤旗中断を挟みながらセッション3終了までコース上に留まりクルマのセットアップの確認を行った。セッション3はトータル64周を走行し、1分28秒369の2番手タイムとなった。

 午後のセッション4が気温13度/路面温度22度のなか、13時30分から開始され、セッション始まりはセーフティーカー訓練が実施された。平手がステアリングを握りGTAオペレーションに従って走行。SCが退去した9周目から実質的なテストが始まった。その後、平手もいくつかの新品タイヤの評価を開始。18周目には1分28秒854とヘイキに負けじと、さっそくセッショントップタイムを叩き出す。ヘイキの好調さに触発されて平手も良い走り出しを見せた。その後もいくつかの新品タイヤを評価し、36周目からは同様にロングランテストを敢行。同じく1分30秒台の好ペースで周回を重ね、さらにもう1セットのロングラン評価をチェッカーフラッグが振られるまで行い、午後はトータル57周の走行となった。DENSO KOBELCO SARD RC Fは開幕前最後のテストの最終セッションでトップタイムをマークして2日間のテストを締めくくった。

■ヘイキ・コバライネン
「とても良い形で開幕前の最後のテストを締めくくれたと思う。これまで準備してきたことが良いテスト結果につながっていると思うよ。この流れを大事にして開幕戦に臨みたいね。開幕戦への手応えというか自信は大きく持てている。テストタイムを見ても今季もほんの少しの差が大きな違いになって順位に影響すると思うので、開幕へ向けて残り少ない時間だが準備をしっかり整えたいね。チームも非常に良い雰囲気なので本当に開幕が楽しみ。期待していて欲しい」

■平手晃平
「2日間のテストは良い流れで進んで、最終セッションではトップタイム。納得のいく結果も得られたし、データ収集も思った以上の収穫が得られたので、あとはレースでしっかりと結果に結び付けるだけ。だんだん右肩上がりに調子が良くなってきている感じです。開幕まであと2週間となりましたが、しっかりとこれまでのテストデータを分析して、万全の状態で開幕戦戦えるようにしていきたいと思います。皆さん、開幕戦での熱い声援をよろしくお願いいたします!」

<26日(土)セッション1-2総合結果>
Pos. No. Car Driver Time TY
1 No.38 ZENT CERUMO RC F 立川祐路/石浦宏明 1’27.936 BS
2 No.12 カルソニック IMPUL GT-R 安田裕信/J-P.デ・オリベイラ 1’27.938 BS
3 No.39 DENSO KOBELCO SARD RC F ヘイキ・コバライネン/平手 晃平 1’28.024 BS

<27日(日)セッション3-4総合結果>
Pos. No. Car Driver Time TY
1 No.12 カルソニック IMPUL GT-R 安田裕信/J-P.デ・オリベイラ 1’28.228  BS
2 No.39 DENSO KOBELCO SARD RC F ヘイキ・コバライネン/平手 晃平 1’28.369  BS
3 No.6 WAKO’S 4CR RC F 大嶋 和也/A.カルダレッリ 1’28.553  BS


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