GRスープラ勢、そして64号車に破れはしたものの、NSXのブリヂストン陣営ではトップの7番手でレースを迎えることになった100号車RAYBRIG。Q2を担当した山本尚貴が予選を振り返る。

「アタックは100パーセント、自分としてはミスはなかったですし、現状でのベストの走りはできたつもりなんですけど……7番手と言っても前との差が大きい7番なので、順番以上に悔しい思いがあります。選んだタイヤも予選、決勝を考えて平均点の高いタイヤを選んでいますので自信はあります。それにしても、トヨタ勢と差を開けられたというのは悔しいですね。予選でコンマ9秒差、ここまで離されるとは思いませんでした」と、驚きを隠せない山本。

 100号車としては走り出しからトップタイムをマークするなど、今シーズンで一番順調に土曜日のメニューをこなせたと言っても過言ではないはずなのに、GRスープラに大きく水をあけられる形になってしまった。

「今日は朝から持ち込みのセットアップがよかったと思いますし、ここに向けての準備は間違っていなかったと思います。ただ、相手が今日の途中から上回ってきて、最後に逆転されただけではなくて、その逆転されるステップがかなり大きかった。1分26秒前半のタイムを出せるクルマを作ってきたのであれば(100号車は1分27秒2)、それはもう完敗ですし、すごいのひと言です」と、素直にGRスープラ陣営を讃える山本。それでももちろん、決勝レースとチャンピオンを諦めたわけではない。

「予選のクルマが決勝でも本当にそのまま速いのかというと、そうでもないのかなとも思います。自分たちは予選ではちょっと追い込みが足りなかったのかなというのと、決勝に対しては逆に分があるのかなと思っています」

「7番手から勝ってのチャンピオンは楽ではないですし、トヨタ勢はストレートが速くて、自分たちは富士で戦いやすいクルマではないですけど、コーナリングのフィーリングは悪くない。GT300の処理の仕方とタイミングが合えば順位は上げていけるのかなと思います。上位がトヨタ勢で固められて楽ではないですけど、なんとしてでもその牙城を崩したい。このまま黙って引き下がるわけにはいきません」と山本。

 23号車、そして100号車ともにGRスープラに予選では力負けしてしまったが、当然、このまますんなりとタイトルを渡すつもりは毛頭ない。ニッサン、そしてホンダのエースたちはGRスープラ4台にどのように挑むのか、しっかりと目に焼き付けたい。

2020年スーパーGT第8戦富士予選日
タイトル候補のホンダ陣営で予選トップとなったRAYBRIGだが山本尚貴が7番手で悔しさを見せる

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