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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.12.20 20:30
更新日: 2020.12.21 18:47

スーパーGT:セーフティカーの燃料に次世代バイオガソリン供給。原料は使用済み食用油

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スーパーGT | スーパーGT:セーフティカーの燃料に次世代バイオガソリン供給。原料は使用済み食用油

2020年12月2日
プレスリリース

使用済み食用油を原料とした次世代バイオガソリンの新たな時代に向けたセーフティカーでの利用から

 株式会社レボインターナショナル(代表取締役:越川哲也、本社:京都府京都市伏見区)は、使用済み食用油を原料とした、次世代バイオガソリン『仮称:SBP(Sustainable Bio Petrol:持続可能なバイオガソリン)』の国内外における自動車レースの競技車両等での利用に向けた取組みを本年11月から開始しました。

 世界的な温室効果ガス(GHG)排出量削減への対応が求められるなか、有限資源である化石燃料を使用するガソリンエンジン・ディーゼルエンジン搭載車の販売を将来的に禁止するEUや米国一部地域での政策に見られるように、持続可能なモビリティ社会を求める声は高まりを見せており、これまで社会経済をけん引してきた自動車業界においても、その解決策のひとつとしての、カーボンニュートラルとなる持続可能なバイオ燃料の安定供給・利用への期待が高まっています。

 こうした状況の下、世界最高峰の自動車レースであるF1では、持続可能なバイオ燃料や合成燃料の使用を前提とした新型エンジンユニットの開発、また機材やスタッフの移動、各施設やファクトリーでのGHG排出削減を進め、2030年までにカーボンニュートラル化を達成する計画を発表しました。

本取組みイメージ図
本取組みイメージ図

 これを受け、国内の自動車レース開催においても競技車両等に使用する燃料の検討等、大会運営におけるGHG排出量の大幅な低減に対する取り組みが急務となっています。

 このような状況を受け、国内レース競技開催時の燃料を持続可能なバイオ燃料にシフトする取り組みとして、使用済み食用油を原料としたバイオディーゼル燃料を長年にわたり製造供給し、これまでに国内耐久レースや世界初となるパリダカールラリーにも参加した随一の実績があるレボインターナショナルが、この度新たに開発に成功した低圧水素化接触分解触媒技術にて製造したバイオナフサを10%混合したSBPを、先ずは株式会社GTアソシエイションの協力を得て世界に先駆け11月28日・29日に富士スピードウェイで開催されたスーパーGTシリーズ最終戦にて、競技運営車両であるセーフティカー(SAFETY CAR:SC)の燃料として供給し、一切のトラブルなく“競技時の安全な運営とGHG排出削減”に貢献いたしました。

 今後は国内外における使用済み食用油を原料とするSBPの自動車レースの競技車両等への安定的な供給を目指し、利用者の立場である自動車会社も交え、さらなる安全性評価を行い、本格利用に向けた取り組みを進め、これらの取り組みを通じSBP含めた持続可能なエネルギーの利用拡大を目指します。

 こうした取り組みにより、GHG排出量の削減を推進し、持続可能な循環型社会の形成に貢献してまいります。

仮称SBP(Sustainable Bio Petrol:持続可能なバイオガソリン)の給油イメージ
仮称SBP(Sustainable Bio Petrol:持続可能なバイオガソリン)の給油イメージ
2020スーパーGT第8戦富士で、次世代バイオガソリン『SBP(仮称)』が給油されたシリーズ公式セーフティカーのGRスープラ
2020スーパーGT第8戦富士で、次世代バイオガソリン『SBP(仮称)』が給油されたシリーズ公式セーフティカーのGRスープラ

■株式会社レボインターナショナル公式ホームページ:https://www.e-revo.jp/


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