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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.12.27 15:00

GOLDEX Promortions 2020スーパーGT第8戦富士 レースレポート

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スーパーGT | GOLDEX Promortions 2020スーパーGT第8戦富士 レースレポート

GOLDEX Promortions プレスリリース

CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
最終戦6位入賞で締めくくる

 システム/アプリケーション開発事業やマルチ決済ソリューション事業を手がけるGOLDEX株式会社(東京都品川区・代表取締役社長坂本和也)は、2020年スーパーGT GT500クラスに参戦する#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rを応援しています。新型コロナウィルスの影響により当初の予定より遅れて開幕した今シーズン。開幕戦から4戦連続ポイント獲得を果たし、第6戦では今シーズン最上位の4位入賞を果たしました。第8戦となるシリーズ最終戦では万全の準備を整えて今シーズン4回目の富士スピードウェイ戦を迎えました。

 通常のスケジュールで11月28日(土)に公式練習と予選、29日(日)に決勝が開催されました。そして今回も観客の皆さんをサーキットへ迎え入れての開催。ウエイトハンディに関しては全マシンがノーハンデです。予選前の公式練習で#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは1分28秒231の12番手タイムを平手晃平選手がマーク。午後の予選、Q1のアタッカーは千代勝正選手。入念なウォームアップ後に1分27秒523の暫定6番手タイムをマーク。チェッカーフラッグを受ける周にライバル勢も次々にタイム更新し、順位後退。千代選手は2周連続のアタックで1分27秒414までタイムを縮めましたが、惜しくも9位でQ1突破とはなりませんでした。

 気温8℃、路面温度13℃の極めて低温なコンディションになった日曜日の決勝レース。タイヤのウォームアップが十分にできるようにと、当初からフォーメーションラップは2周が設定されていましたが、さらに1周が追加され、決勝レースの周回数は65周となりました。

 9番グリッドからスタートした#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは、平手選手が前半スティントを担当。5周目に8位に上がりました。前半スティントを短くする戦略を採った#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは23周を終えたところで千代選手にドライバー交代。ピット作業も素早かった#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは暫定11位でコース復帰すると、全車がピット作業を終えたところで再び9位に戻りました。後半スティントを託された千代選手は、残り周回数が少なくなってくる中で#12 GT-R、#38 GRスープラとの激しい6位争いを展開。52周目のホームストレートで3台が並走状態になると、1コーナーではタイヤスモークを上げながらのブレーキング勝負で#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが前に出ます。

 6位に上がった#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは、5位の#8NSX-GTにも迫っていきましたが、オーバーテイクまでには至らず。それでも最後までプッシュの手を緩めることなく6位でフィニッシュしました。(協力:NISMO)

●千代勝正選手の予選(Q1)後コメント
「公式予選前はかなり気温が低くなったこともあり、ウォームアップを1周増やし、4周目にアタックを行ったのですが、セクター3ではリヤタイヤの状態はベストだったものの、セクター1ではまだ足りない状態でした。そこでQ2進出へのカットラインがギリギリだったこともありもう1周アタックを行いましたが、計測5周目に結果的にタイムはベストだったものの、タイヤのピークを1周にまとめることができなかったので、そこが少し悔しいところでした。今回は初めて挑戦するようなコンディションでの予選でしたね。本当に僅差だったので悔しい予選になってしまいました」

●平手晃平選手の決勝後コメント
「今回はコンディションが今まで走ったことがないような状況で、タイヤがどれほどサバイヴすることができるのかが、前日の段階では見切れていませんでした。そんななかレースウイークでいちばん気温が低いなかで、序盤は何台か抜くことができ、途中からタイヤが厳しくなってきたものの、結果的に後半スティントへ向け長く走るタイヤをチョイスすることもできたので、自分の仕事はできたのではないでしょうか。今季は終盤戦でピットワークも素晴らしかったので、それも結果に繋がったのではないでしょうか。来季どうなるかは分かりませんが、同じチームでスタートできるのであれば、課題をしっかりオフにつぶして来季に挑みたいですね」

●千代勝正選手の決勝後コメント
「今回も後半スティントを担当しましたが、コース上で12号車と38号車とバトルを展開し、オーバーテイクすることができました。今日は想定よりも路面温度が低く、アウトラップなどかなりヒヤヒヤすると思っていましたが、実際アウトラップはかなり難しかったですね。でも今年の集大成ということでチームも良い仕事をしてくれましたし、プッシュして頑張りました。長いスティントでしたがタイヤをケアしながら、ある程度プッシュしないとピックアップもしやすいので、意識しながら走りましたね。でも前を行く“獲物”を捕らえていくレースだったので楽しかったです。シーズン最後に気持ち良いレースができたのではないでしょうか」

●田中利和監督の決勝後コメント
「残念ながらトップ争いに絡むことはできませんでした。今回は全車同じ条件なのですが、この時季のレースは初めてでタイヤがどの程度機能するかは未知数でしたよね。そのなかで9番手からスタートし、前半スティントこそ厳しいところがあったものの、後半スティントで選んだタイヤがうまく機能し、周囲のマシンと戦える選択ができました。最終的に6位ということで、もう少し上にいければ良かったですが、前戦もてぎでポイントを落としていたこともあり、今季最後のレースをポイント獲得で終われ、チームとしてしっかりレースができたので良かったです」

 新型コロナウィルスの影響により、スケジュールが変更され、短期間での全8戦シリーズとなりました。駆け足で進んだ今シーズン、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは全8戦中6戦でポイント獲得を果たし、ドライバーズランキングは平手晃平選手、千代勝正選手は13位となりました。皆様の熱い声援、誠にありがとうございました。


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