カルソニック IMPUL GT-Rは前日の土曜に引き続き、スタートドライバーを安田裕信、2ndスティントをジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが担当することになりました。
このレースのグリッドウォークでは、監督の星野一義が2日連続で応援にお越しいただいた、カルソニックカンセイ株式会社様の森谷弘史代表取締役社長をはじめ役員の方々と記念撮影を行ったり、日産自動車株式会社様の星野朝子専務執行役員などをはじめとする関係者の激励を受けました。
また、今季スーパーフォーミュラではTEAM IMPULでチームメイト同士ですが、SUPER GTではライバルメーカーのレクサスに所属するNo.19 WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛選手とオリベイラが握手を交わし、お互いの健闘を誓う合うシーンもありました。
レースは13時30分に1周のパレードラップがスタートし、その後1周のフォーメーションラップを経て火蓋が切って落とされました。
5番グリッドからスタートした安田は、2周目にNo.19 RC F(関口雄飛選手)をビクトリーコーナーでオーバーテイク。4位にポジションを上げます。
しかし、その後12周目の5コーナーでNo.19 RC F(関口雄飛選手)に再び先行を許し、5位へ。その後は、徐々にタイヤのライフに苦しみペースをなかなか上げられず、5位を走行する安田以下9番手のマシンまで数珠つなぎとなる苦しい展開となります。
そのため、ピット内ではドライバー交代既定周回数のミニマムで安田を呼び込むべくオリベイラが慌ただしくスタンバイ。20周目にピットイン、4輪のタイヤ交換と給油、ドライバー交代を終え35.0秒でピットアウト。
しかし、このピット作業で昨日のレース中にも、その結果に大きな影響を及ぼしたタイヤ無交換作戦を、後ろを走行していたNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN RC F(佐々木大樹選手)が敢行しピット作業で前に出られてしまいましたが、すぐにコース上でかわしてポジションを戻します。
その後はペースが優れずに苦戦。オリベイラはコース上でNo.37 Keeper TOM’S RC F(ジェームス・ロシター選手)やNo.36 au TOM’S RC F(ニック・キャシディー選手)にオーバーテイクを許し、またピット作業ではピットインのタイミングを遅らせていた中団を走行していたマシンが、相次いでタイヤ無交換でコースへと戻ったため、順位を先行され全車がピット作業を終えると8位のポジションとなります。
その後、終盤はNo.38 ZENT CERUMO RC F(立川祐路選手)にも追われましたが抑え込み、8位でフィニッシュ。ポイントは加算しましたが、2016年の最後は苦しいレースとなりました。
残念ながら最終的なランキングはドライバーとチーム共に8位に終わりました。このレースを以て、2016年シーズンTEAM IMPULの全レースが終了。
今シーズン、速さはありながら、第5戦の富士でポールtoウィンを果たした以外のレースではトラブル等で落としたり、苦境の1年となりました。オフシーズンは新型車両の導入のため、慌ただしくテストも行われる予定となっています。
スーパーフォーミュラを含め、今季もたくさんのご声援ありがとうございました。来シーズンもTEAM IMPULの熱い走りにご期待ください。
