公式練習走行
いよいよ2016年シリーズも最終局面を迎えた。ここまでランキング4位(3位同点)につけるDENSO KOBELCO SARD RC F。
シーズンを締めくくる最終決戦の舞台は、栃木県の山間部・茂木町にあるツインリンクもてぎ。コースはストップ&ゴー区間とテクニカルな区間が組み合わされ、ブレーキにもタイヤにも厳しく、抜き所も限られている難コース。
季節的にも路気温とも冷え込み易くピックアップ症状にも悩まされる。レースフォーマットは通常と違い、第3戦の代替戦が12日(土)に予選・決勝、第8戦(最終戦)が13日(日)に予選・決勝と各々1日で行われる。
公式予選は各日15分間1セッションのみ行われドライバーはどちらか1セッションのみアタックしてグリッドが決まる。決勝は約1時間半の250km。ピットストップは1回。
ウェイトハンディは12日(土)が現所有ポイントと同じkgを搭載し、13日(日)はすべてリセットされ0kgで各車イコールの真っ向勝負となる。今季速さを見せてレースも着実にポイントを重ねてきたDENSO KOBELCO SARD RC F。シーズン前のもてぎテストから好調な仕上がりを見せてシーズン戦い抜いてきており、コースレコードを上回るタイムもマークしている。
持てる力を最大限に発揮しチームは一丸となって銀鱗躍動に悲願のタイトルを狙っていった。
11日(金)午前中の公式練習走行は、あいにくの雨模様で肌寒く気温9度/路面温度9度のウェットコンディション。
9時からセッションが開始されたが雨の量が酷く、35分ほどたって雨が弱くなってコース上の雨量が減った頃を見計らって、まずはヘイキがコースイン。
すぐにコースオフ車両があったため赤旗中断に。再開後クルマのフィーリングを確認している途中で再び赤旗中断となり午前中のセッションは4周してクルマの確認にとどまった。
午後のセッションは40分延長され13時から14時40分まで1時間40分に再設定された。雨が止んだもののウェットコンディションのまま。
気温10度/路面温度12度と曇り空で冷え込んだままセッションが始まった。平手がまずはミディアム系とハード系のウェットタイヤを2セット確認。ハード系のタイヤで1分46秒874の4番手とまずまずのタイムをマーク。
少しずつ路面も乾いてきた中でヘイキも両方のタイヤを確認し、1分45秒709の4番手。そしてドライタイヤを装着したが途中に雨が再び降り出してしまい4周でウェットタイヤに戻すことに。その後ユーズドのウェットタイヤの確認を引き続き行った。
クルマのフィーリングはまったく問題ない様子で、明日の予選のためにはドライ路面になるのが期待されたが最後までウェット路面のままに。結果、公式練習走行は午前と午後を合わせてトータル40周を走行して1分45秒709の4番手となった。