■第8戦:公式予選:平手が鬼神のアタックでポールポジション獲得
13日(日)前日に続いて快晴となり気温13度/路面温度17度と昨日よりも上がったドライコンディションの中、9時05分から第8戦公式予選15分間が開始されファイナルアタッカーの平手が残り9分でコースイン。
ソフト系タイヤを装着し念入りにタイヤに熱を加えていく平手。昨日の決勝スタートタイヤと同じスペックで十分にタイヤのキャラクターを分かっており、タイムがベストに出るタイミングをクレバーに調整しながらウォームアップ。
3周目に1分37秒115のタイムでトップに躍り出る。だがライバル勢もタイムアップを果たしアタックが続く。
次の周も全開でまさに鬼神のフルアタックで走り続けた平手は更にタイムアップして1分36秒491のコースレコードでトップタイムを奪還。見事に自分自身で記録した初ポールポジション獲得でタイトル獲得に向けて大きく前進させた。
■第8戦:決勝
第1スティント:平手が2戦連続決勝ファステストタイムでトップ堅守
13日(日)13時30分の決勝スタート時は気温22度/路面温度27度と昨日よりも温かい陽気になった。2戦連続のポールポジションからDENSO KOBELCO SARD RC Fを駆る平手が、そのままホールショットを決める。
上位はLEXUS勢が占めていて正にLEXUS大艦隊を形成。その中でも2位に2秒差をつけて300クラスをうまく利用しながら差を広げつつ、2戦連続のファステストタイムを刻んで独走態勢を築く平手の走りにはポイントリーダーとしての風格が漂った。
勝てば文句なくシリーズチャンピオンを手にする状況であり、我武者羅に勝利に向けて突き進む平手に対して毎ラップホームストレートを駆け抜けると同時に大きな拍手と声援が送られた。
ペースを落とすこと無くライバル勢を凌駕する圧倒的な速さで周回を重ねていき、20周目にトップでピットへ滑り込んだ。
第2スティント:ヘイキがGT初優勝でRC Fの有終の美を飾るチャンピオン獲得

今度も集中したピットワークで37.3秒の素早さでミディアム系タイヤを装着してヘイキを送り出す。代わったヘイキもアウトラップから他を寄せつけない走りで攻め続け、DENSO KOBELCO SARD RC Fは全車がピット作業を終えた35周にトップに復帰。
今度はタイヤ無交換作戦を敢行した24号車、1号車、46号車にも隙を与えなかった。だがレース終盤にタイヤカスが付着してペースが鈍ったところで3番手グリッドスタートでランキング2位とタイトルを争う6号車に詰め寄られてしまう。
場内を大きく沸かす最後まで緊迫した激しいドッグファイトを繰り広げた末、冷静なヘイキは見事にトップを守り切って首位でチェッカー。
3日間のグランドファイナルで常に攻めの姿勢を見せ、1994年に前身の全日本GT選手権参戦以来22年にして快挙となる悲願の初シリーズチャンピオン獲得を今季初優勝で飾るとともに、3年間共に戦ったLEXUS RC Fの有終の美を飾った。
ドライバーポイントでは第8戦で21点を獲得(計82点)、チームポイントでは第8戦で23点を獲得(計103点)と大量得点を積み上げて今季を締めくくり、シリーズ全戦ポイント獲得を達成。
最後まで激戦が続いた「SUPER GT SERIES 2016」においてドライバーとチームタイトルのWシリーズチャンピオンとなった。
