嵯峨宏紀選手
「明日はもう腹をくくって、博打なり何でもやれることをやって、いいシーズンを終えられるようにしたいです。決勝の序盤は悪くなくて、タイヤの温まりは僕らの方が良かったので、1周目のうちにスルッと前に行けたんですが、それからしばらくしてグリップダウンが予想よりも早く、後ろから追い上げられるような状況になってしまったので、早めに交代することとなりました。
全部がうまくいっても5位ぐらいで、僕らが狙っていた優勝には届かなかったでしょう。せめて25号車(VivaC 86 MC)の前でゴールしたかったんですが、これがレースですね。今晩ミーティングをして、明日に向けてしっかりと作戦を練ります。まだ諦めてはいませんよ」
中山雄一選手
「多分ミッショントラブルだと思います。リタイアするまでも、トップに絡んで行けるほどのスピードはなくて、ちょっと苦戦していました。
いろんなクルマを抜きつつ、せめて6番手を何とか死守したいと思っていたんですが、トラブルで止まってしまったので、すごく残念です。
チャンピオンの可能性がまだ無くなったわけではないので、まず明日はポールポジションを取って1ポイント獲得して、レースでも優勝して、それで25号車の順位次第でチャンピオンになれるんで、明日はもう全力でやるだけです」
金曽裕人監督
「ミッション系のトラブルです。詳しいことは今チェックしている最中なのでわかりませんが、少なくても途中からギヤが入りにくくなって、最後はスタックして終わってしまいました。
それまでの流れは悪くありませんでしたが、タイヤ無交換のチームに対して、僕らは勝てるパフォーマンスを持っていませんでした。
現状では精いっぱいのレースになったのは事実ですが、せめて5番手でチェッカーを受けられていれば……。大事なレースを落としたというのは残念と言う以上に、悔しくてなりません。
明日はもうミラクルが起きなければチャンピオンになれませんので、最終戦ということもあって、今までのような手堅いやり方ではなく、ギャンブルに打って出ようと思っています」