中山雄一選手
「これまでQ1でトップタイムを出したことはありましたが、ポールを自分で獲ったのは今回が初めてなので、本当に嬉しいです。
ブリヂストンのタイヤも、今日のコンディションにしっかりマッチしていました。もう本当に出し切ったという感じです。昨日はトラブルで終わっちゃったんですけど、その悔しさを今日の朝、予選結果で晴らすことができました。
チームのみんなも頑張ってくれ、朝までかけて直してくれて、完璧なマシンで2回アタックして2回目にベストタイムを出せました。決勝を見据えた作戦を取りつつも、ポール獲れました。
チャンピオンシップ獲得に向けて自分のできる仕事は、精いっぱい出来たんじゃないかと思っています。もう勝つしかないんで、一番いいところからスタート出来るのは良かったです」
金曽裕人監督
「使ったことのないタイヤをチョイスしたこともあり、ポールが獲れるとは全く思っていませんでした。ドライバーとタイヤに恵まれましたね!
昨日の決勝でマシントラブルを出してしまい、チャンピオンの可能性は低くなってますが、期待下さっている皆様と同じく、僕らはチャンピオンを諦めてません!
決勝は守りに入らず、激しく挑戦いたします。ご期待ください!」
決勝レース(53周) 11月13日(日)13:15~
今回の決勝レースも第3戦同様、通常より50km短い250km、53周で争われた。#31 TOYOTA PRIUS apr GTのスタート担当は嵯峨選手。予選での勢いがそのまま保たれることが大いに期待された。
大観衆が見守る、スタート時点での気温は20度、路面温度は27度と、このレースウィークで最も高く、季節外れなほどとなっていた。
スタート直後の1コーナーでこそ、2番手の車両にアウトから迫られたものの、これを嵯峨選手はしっかりガードして逆転を許さず。4周目までは背後からのプレッシャーを受けるも、それ以降は徐々に間隔を広げていった。
一方、最もマークすべき相手、ランキングトップの#25 VivaC 86 MCはスタート直後に順位を落として10番手を走行。もし、このポジションがお互い最後まで保たれたとしたら、逆転でチャンピオンが獲得できる。一縷の望みを抱いて嵯峨選手は走り続けた。
