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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.08.23 17:03
更新日: 2021.08.23 21:24

R&D SPORT 2021スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | R&D SPORT 2021スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

予選順位:ポールポジション
決勝順位:10位
Team Ranking:10位
Driver Ranking:10位

RACE REPORT
2021.08.22 – SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット・決勝

SUBARU BRZ GT300はダンロップ勢トップの10位フィニッシュ

 8月22日(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットでスーパーGT第3戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE』の決勝レースが行われました。不安定な天気が心配されましたが、時折日差しもあるほどの天気で、ドライ路面でのレースができました。

 SUBARU BRZ GT300は公式練習、予選と抜群の速さを見せポールポジションで決勝を迎えます。スタートドライバーは山内英輝で、ドライバー交代までにリードを広げるという作戦で臨みます。

2021スーパーGT第3戦鈴鹿 GT300クラスの決勝スタート
2021スーパーGT第3戦鈴鹿 GT300クラスの決勝スタート

 想定どおり山内はホールショットを決め、上位3台によるトップ争いで始まりました。2番手に上がってきた244号車がピタリと付いてきますが、9号車は次第に離れていき4番手以降には数秒のリードが作れる理想的な展開でした。が、GT500のマシンがシケインでコースアウトしフルコースイエロー(FCY)に。そのアクシデントによりスポンジバリアから火災が発生し、FCYからセーフティカー(SC)へと代わります。そのためリードをすべて吐き出すことになりました。

 SC解除後、山内は再び首位をキープしてリスタートしますが、直後に244号車にかわされます。その後9号車にも交わされ3番手へ後退。レース後山内から「リスタート後はリヤタイヤのグリップがないままで、成す術がなかったです」とコメントしている。

 その後一旦はタイムを戻したもののチームは井口卓人との交代準備を始めます。ピットではグリップのなくなったリヤタイヤを交換しコースに復帰。この時順位ボードでは16位で走行していますが、ピットインしていないチームもあるため、しばらくは順位が激しく変動します。

 しかし、井口のラップタイムがあがりません。前をいくマシンを追いかけたいところですが、反対に順位を落としてくことになります。井口によればアンダーステアが強くうまく曲がれないということで、コーナリングマシンが牙を抜かれた状況になってしまいました。それでも6位をキープしていましたが、ラスト3ラップあたりで無交換だったフロントタイヤのグリップもなくなり結果10位フィニッシュとなりました。

2021スーパーGT第3戦鈴鹿 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
2021スーパーGT第3戦鈴鹿 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

■コメント
山内英輝

「正直望んだ結果ではないので、何が足りないのかしっかり見極め、次につなげたいと思います」と言葉少なくコメントしていた。

井口卓人

「予選と決勝でセットを変えるのは良くないですけど、こうした結果を見ると決勝でのセットの詰めをもう一度チームとしっかり話し合う必要があると思います」と悔しさを滲ませていた。

小澤総監督

「う〜む。コメントが難しいですけど、飛び出すクルマが多いなか、ドライバーはキレイに走ってくれていたのですが、終盤はサクセスウエイトの重量がタイヤに強く影響したようで、パフォーマンスを引き出せない結果になってしまいました。この後はSUGO、オートポリスと得意としているコースも残っているので、粘り強く競っていきます」

 次戦は9月11日(土)、12日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで第5戦SUGO GT300km RACEが開催されます。2019年に優勝している相性のいいコースですので、決勝で速さのあるレースを目指していきます。引き続き熱い声援をお願いします。

2021スーパーGT第3戦鈴鹿 井口卓人/山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)
2021スーパーGT第3戦鈴鹿 井口卓人/山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)


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