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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.08.23 17:03
更新日: 2021.08.23 21:23

ホンダ 2021スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | ホンダ 2021スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

佐伯昌浩 Honda R&D Co., Ltd. Honda GT Project Leader

「昨年勝てなかった鈴鹿で勝ちたいと願って週末を迎えました。狙いどおり予選ではワンツーを獲ることができましたが、残念ながら決勝ではそのポジションを活かすことができませんでした」

「それでも、1号車が重いハンデを背負いながら4位まで上がり、シーズン折り返しの時点でランキングのトップに立ったので悪くはない結果だったと思います。また17号車も着実にポイントを重ねてランキング5番手(実質4番手)につけたのも収穫でした」

「ただ、予選上位にいながらブレーキトラブルで脱落した64号車、ハンデが軽かったにも関わらずペースが上がらなかった8号車、レース後半失速した16号車についてはその原因を究明する必要があります。次戦は、昨年開催されなかったためFRレイアウトのNSX-GTにとって“初めてのスポーツランドSUGO”になるので、しっかり準備をして臨みます」

山本尚貴 TEAM KUNIMITSU

「土曜日午前中の走り始め、マシンのバランスが想定した状態ではなく、それを取り戻すのに時間がかかって予選11番手に沈んでしまいました。そこからレースに向けてマシンを調整したところ、それがレースでしっかり機能してくれて順位を上げることができました」

「実は、天候が不順だったのでスタートでハード側のタイヤを使うのはリスクがあると考え、ハード側のタイヤの方がいいのは分かっていたにもかかわらず、僕のリクエストで予選も決勝スタートもソフト側のタイヤを選ぶことにしました」

「その結果、レース前半、牧野選手にはかなりつらい思いをさせてしまい申し訳なかったです。でも、牧野選手からのフィードバックをもとに後半スティントではハード側のタイヤを迷いなく選んで、息を吹き返すことができました。表彰台には上がれませんでしたが、しっかりポイントを獲ってシーズンを折り返せるので、気分はいいです」

牧野任祐 TEAM KUNIMITSU

「この週末の走り出しは、燃料リストリクタの面でストレートスピードが伸びないなど厳しい面があったのですが、それを少しでもよくしようとマシンのセットをいろいろ考えました。ただレースウイークは雨がらみになりそうだったので、それを考慮しながらタイヤを選んでQ1を走ったらあまりうまくいかずに11番手スタートになってしまいました」

「その後、決勝に向けてセットアップも変えましたが、レースのスタートタイヤは予選の時点で決まってしまうので、“あまり使いたくないスペックのタイヤ”でスタートせざるを得ず、かなり厳しいレースになってしまいました」

「それでも後半に向けていろいろインフォメーションを伝えて、燃費のことも考えながらやれることをやって引き継ぎました。後半はペースも戻って、最終的には4位という結果で終われました。チャンピオンシップを考えるといい結果だったかなと思います。今後はさらにサクセスウエイトが厳しくなっていくので、しぶとく戦いたいと思います」

2021スーパーGT第3戦鈴鹿 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)
2021スーパーGT第3戦鈴鹿 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)
2021スーパーGT第3戦鈴鹿 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)
2021スーパーGT第3戦鈴鹿 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)


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