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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.09.16 17:05
更新日: 2021.09.16 17:18

#30 TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GT 2021スーパーGT第5戦SUGO レースレポート

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スーパーGT | #30 TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GT 2021スーパーGT第5戦SUGO レースレポート

2021 AUTOBACS SUPER GT
ROUND5 スポーツランドSUGO
開催地:スポーツランドSUGO(宮城県)/3.586km

9月11日(予選)
天候:くもり
コースコンディション:ドライ
観客数:無発表

9月12日(決勝)
天候:晴れ
コースコンディション:ドライ
観客数:無発表

練習中のトラブルが決勝まで尾を引き、苦戦を強いられるもしっかり完走果たす!

 スーパーGTはシリーズの折り返しをスポーツランドSUGOで迎え、第5戦『SUGO GT300km RACE』を9月11〜12日に開催することとなった。昨年は新型コロナウイルスの感染予防から、開催サーキットが限定されたこともあり、SUGOでは2年ぶりのスーパーGTとなる。加えて例年なら事前に行われる公式テストもなかったため、これまでとはまったく趣の異なるレースとなる可能性も十分あるだろう。

 今年もスーパーGTにaprは2台体制で挑み、『#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT』をドライブするのは永井宏明選手と織戸学選手。タイヤは信頼のヨコハマが使用される。

『#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT』は、ここまで2戦連続で入賞。ツインリンクもてぎでは8位、そして鈴鹿サーキットでは6位で、ドライバーズランキングでも14位につけた。マシンの仕上がり、タイヤとのマッチングもさることながら、スタートを織戸選手が担当してポジションを上げ、永井選手がバトンを受け継ぐスタイルも正解だったようだ。

 前回はポールポジションを獲得した車両を、永井選手がかわしていくシーンは鳥肌が立ったほど。この好調ぶりによってサクセスウェイトは24kgに達したが、比較的ウェイト感度が低いとされるコースにおいては、それほど苦にはならないはず。高速テクニカルレイアウトで、フルブレーキングを要するポイントが少ないことが、その理由である。3戦連続入賞なるか、期待は高まるばかりだ。

公式練習 9月11日(土)9:30〜11:05

 8月は猛暑続きで、前回の鈴鹿のレースだけ温度は低めだったものの、9月になってからというもの、同じような天気が続き、聞き慣れない『夏の低温注意報』が出されたほど。搬入の行われた金曜日こそ晴れ間が広がったものの、土曜日は再びどんよりとした天気になっていた。

 公開練習は9時30分から行われ、気温は21度、路面温度は23度と、予想どおり前回より低め。8月末にオートポリスでプライベートテストを行って、『#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT』はさらなる進化が確認されていただけに、いきなり好タイムを出すことが期待された。今回も織戸選手から走り始めていたが、始まって間もなくスローダウンしているではないか!SPコーナーで止まりかけたものの、なんとかピットに戻ってくる。

 電気系のトラブルが発生し、修復に約40分を要するも、コースインした織戸選手はすぐにコースに戻ってくる。この後もピットイン〜ピットアウトを繰り返すも、満足に周回を重ねることは許されず。続いて行われたFCY(フルコースイエロー)テストにも出走できず、永井選手は1周もできぬまま予選に挑まざるを得なくなった。

公式予選Q1 9月11日(土)14:48〜14:58

 今回の予選Q1に『#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT』はBグループで走行し、前回同様担当したのは織戸選手。気温は24度、路面温度は27度と、公式練習より、やや高めだ。SUGOは1周が短いこととも合わせてウォームアップは入念に、徐々にタイムを詰めて行く格好で行われ、計測4周目にアタックが開始される。それまでの周回で、トラブルは解消されているのを確認していただけに、織戸選手は渾身の力を込めて、コースを攻め立てた。

 そして1分18秒552をマーク。だが、Q1突破にはもう少しタイムを詰めておきたいところ。そこでもう1周アタックするも、すでにアタックを終えていた車両にわずかながらも引っかかってしまい、1分18秒621とタイムアップならず。
問題はポジションだ。しかし、わずかコンマ1秒及ばず9番手ということもあって、永井選手が待ち構えるQ2にコマを進められなかったがペナルティー車両があり1ポジション繰上り、決勝レースには8列目、16番手から臨むこととなった。

■予選後コメント
永井宏明選手

「公式練習でいろいろ不具合が出て、持込セッティングのチェックができなかったので、仕方ないと思います。SUGOに入ってから、まだ1周も走れていないんですよ。でも、トラブルは解消したので、決勝はぶっつけになりますけど、しぶとく走ります。もう対策もしましたので、同じトラブルはないと思います。ここからは上がって行くのみです」

織戸学選手

「みんなに迷惑かけるぐらい、まったく走れなくて、クルマの状況も何もつかめないうちに、ぶっつけ予選になっちゃったので、残念でした。クルマのセットをもうちょっと調整できれば良かったんだけど、流れが悪かったですね。最後もアタックをやめちゃったクルマが前にいたので、行き切れなかったですし。ただ、クルマはだいぶいい方向に戻ってきているので、決勝で頑張ります」

金曽裕人監督

「電気系のトラブルが公式練習であって、大事を取ってリア周りを全部バラバラにしてみたのですが、実際にはもう少しイージーな部分だったので、もっと早く治せたはずなんですけど、致し方ないですね。トラブルシューティングの判断ミスから走行が出来ずセットアップが進まなかったのは非常に痛かったです。ひとつ心配なのは、永井選手が乗れていないことで、今日0周でしたから。クルマの方向性は見えているので、レースではどこまで行けるか。永井選手が最近、自信を持って走っているし、順応性は上がっていてクルマは手のひらにあるから、そこを楽しみにしています。追い上げは可能だと思うので、少なくてもポイントは獲って帰りたいですね」

2021スーパーGT第5戦SUGO TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明/織戸学)
2021スーパーGT第5戦SUGO TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明/織戸学)

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