モータースポーツの原動力、それは人間の『熱意』であるとも言える。誰よりも速く走りたい、強いクルマを作りたいという想いが、すべての出発点。熱意を燃料にひとつのことに打ち込む人々が、モータースポーツ業界には多数存在する。この連載では、レースを心から愛する、そんなレース界の『一徹さん』たちに、熱量の源泉と実際の仕事ぶり、そして哲学を聞く。
第7回に登場いただくのは、スーパーGTのKeePer TOM’S GR Supra、および全日本スーパーフォーミュラ・ライツのTOM’Sで監督を務めている山田淳氏だ。
トムスに就職してメカニックとして急成長を遂げるまでを聞いた前編に続き、後編となる今回はトムスGB時代、そして帰国後のエンジニア時代に迫る。
■帰国するか否かの葛藤と、新鮮だったF3の世界
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