レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.08.29 03:00

ARTA NSX-GT 2022スーパーGT第5戦鈴鹿 決勝レポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | ARTA NSX-GT 2022スーパーGT第5戦鈴鹿 決勝レポート

SCのタイミング悪くラップダウンに
 三重県警のパレードラップ後に1周のフォーメーションラップで450kmレースのスタートが切られた。

 スタートドライバーは福住仁嶺選手だ。日差しは強いが気温は28度とこの時期にしては低めだ。タイヤチョイス、タイヤマネジメントにより大きく戦略が変わることが予想される。

 福住はクリーンスタートを切ったが、1周目はふたつポジションを落としてしまう。5周目にはクルマの操縦性が悪化してきたことを無線で訴えてきた。しかしながら、周りと比較しても8号クルマは遅いペースではない。

 福住は7周目にルーティンのピットインを行い、給油のみ行いコースへ送り出し、14番手でコースに復帰した。ペースは悪くない。

 17周目にトップのクルマ両がルーティンのピットインを始め、ここから多くのクルマ両がピットインを始まった。福住は19周目には10番手までポジションを回復。27周目には予選のポジションだった8番手まで浮上。

 31周目には5番手まで上がるが、福住はタイヤのグリップダウンを無線で訴えてきた直後の32周目には6番手、33周目には7番手までポジションを落としてしまう。しかし、前クルマのピットインもあり、再び5番手に順位を戻す。

 41周目にルーティンのピットインを行い、タイヤ交換と給油を終えて後半を野尻智紀選手に託した。

 野尻は13番手でコースに復帰。48周目に300クラスの車両が130Rでクラッシュしてしまい、ここでセーフティカーが導入される。この時点で順位は12番手。クラッシュクルマ両の回収が終わり、53周目にリスタートが切られた。

 しかし、セーフティカーが入ったタイミングが我々にとっては悪く、ここで周回遅れになってしまう。順位は13位のままでチェッカーとなりポイント獲得はならなかった。ポイント獲得に向けて手応えがあったレースだけに残念だが、収穫の多いレースとなった。

鈴木亜久里監督のコメント

「上位に行くのは難しかったかも知れないけど、ポイントが獲得できる可能性があっただけに残念だね。セーフティカーの入るタイミングだけはどうしようもないけど、もう少し速さがあればうまく組み立てられたかも知れないので、次回に活かします」

伊与木仁エンジニアのコメント

「ウォームアップからドライバーは乗りやすくないようなことを言っていたので、決勝に向けて変えてみた部分はあるのですが、根本的には改善できておりませんでした。作戦的にショートランでクリーンエアーで走るようにしたのですが、SCが入ったタイミングが悪く周回遅れになってしまいました。SCが入るまではポイント圏内を走っていたので、非常に残念です。次回に向けて見直したいと思います」

野尻智紀選手のコメント

「結果としては良くないものになってしまいましたが、こういうレースも次に向けてのステップだと思って、ここからどうやって僕達が挽回するかだと思います。この結果もポジティブに捉えて、チーム一丸となって次のレースに取り組みたいです」

福住仁嶺選手のコメント

「長いレースではあったのですが、ボクからスタートして早めにピットインをする作戦を取ることにしました。燃料だけ入れてタイヤは変えずに出て行きました。レースとしては良いときも悪いときもありましたが、後半残り10周くらいはペースダウンしてしまい、300クルマ両を抜くのも手間取ってしまい、色々と課題が残るスティントになってしまいました。残り40周くらいを野尻さんが担当しましたが、セーフティカーの入るタイミングが悪く1周遅れとなってしまいました。ポイント獲得はなりませんでしたが、その分次のレースにチャンスがあると思いますので、頑張ります」


関連のニュース

スーパーGT 関連ドライバー

スーパーGT 関連チーム