いよいよ4月9日、岡山国際サーキットで開幕するスーパーGT。パドックでは8日から設営作業が行われているが、そのなかでも今年ひときわ目新しいのが、GT300クラスの強豪GOODSMILE RACING & Team UKYOが持ち込んだ新ホスピタリティバスだ。真っ赤な外装で非常に目立つが、その内部に潜入(?)してみた。

 今シーズン、谷口信輝/片岡龍也というおなじみのコンビと、新車メルセデスベンツAMG GT3で王座奪還を目指すGOODSMILE RACING & Team UKYOだが、ドライバーが休憩したり、チームスタッフがミーティングを行ったりするスペースはこれまでピット裏のテントだったり、トランスポーターの中だったりと、あまり充実してはいなかった。

 最近は安藝貴範チーム代表がキャンピングカーを持ち込んだりということはあったが、今シーズンからはさらに巨大な、大型のホスピタリティバスが導入されることになった。実はこのバス、チームスタッフの親類が所有していたものを流用したのだという。

ホスピバス内部のミーティング様子ペース
ホスピバス内部のミーティング様子ペース

 大きな『GOODSMILE RACING』のロゴが入るバスに横のドアから入ってみると、キッチンやチームスタッフ用の棚が設けられており、実に機能的。ここから左右(バスの前後)に部屋が設けられている(ちなみにここからは土足厳禁)。「特に決めているわけではない」というが、左側を見ると安藝代表や片山右京監督が。ソファやモニター、テーブルなどが用意されており、ミーティングにはピッタリ。首脳陣はこちらのスペースを使うことになりそうだ。
ホスピバスのドライバー用スペース。まるで誰かの家のよう。
ホスピバスのドライバー用スペース。まるで誰かの家のよう。

 右側はドライバーのスペースのようで、谷口信輝がくつろいでいた。ソファと、木目調で整えられた棚が整然と用意されており、まるで誰かの家に来たかのようだ。チーム首脳陣もドライバーたちも、かなり快適そうな様子だった。

 GT500チームでも、これほど充実したスタッフのホスピタリティスペースを用意したチームは少ないかもしれない。ドライバーの快適度アップで、成績も急上昇かも……!?

ホスピバスの入口付近には、冷蔵庫や電子レンジ、ポット等が用意されている。
ホスピバスの入口付近には、冷蔵庫や電子レンジ、ポット等が用意されている。

ホスピバスに入ると、機能的に棚が並ぶ
ホスピバスに入ると、機能的に棚が並ぶ

本日のレースクイーン

七星じゅりあななほしじゅりあ
2025年 / オートサロン
尾林ファクトリー/東京オートサロン2025
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    もっと見る
  • auto sport

    auto sport 2025年4月号 No.1606

    [検証]F1史上最大の番狂わせ
    ハミルトン×フェラーリ
    成功の確率

    詳細を見る