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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.11.09 18:17

K2 R&D LEON RACING 2022スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

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スーパーGT | K2 R&D LEON RACING 2022スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

2022 AUTOBACS SUPER GT
Round.8 IN MOTEGI 300km RACE

予選4番手から優勝の期待も、終盤のペースダウンに苦しみ入賞ならず

公式練習

11/5(土)9:35〜 天候:曇りのち晴れ 路面:ドライ 気温:14°C 路面温度:19°C

 オートポリスで行われた第7戦では予選は4番手、決勝でも3位に入ったことから首の皮一枚とはいえ、チャンピオン獲得の権利を残したK2 R&D LEON RACING。ライバルの順位次第ではあるだけに、モビリティリゾートもてぎの最終戦は、“勝って終わる”ことが目標とされた。

 公式練習では持ち込みのセットから、ほぼ手を加えずに済んだことから、早々にアタックモードに突入。最初に1分46秒576を記録した蒲生尚弥選手は、タイヤを改めて再度コースを攻めると、1分46秒039にまで短縮。30分経過時点で早々に交代した篠原拓朗選手も同様に予選シミュレーションを行い、1分46秒台を連発する。1時間経過後に、再び代わった蒲生選手によって決勝セットが確認された後、クラス専有走行では篠原選手が1分46秒825と、自己ベストを記して公式練習を終えた。このセッションの順位は5番手。「選んだタイヤが外れなければ、いい結果が出ると思います」と、黒澤治樹監督は自信の程をうかがわせた。

2022スーパーGT第8戦もてぎ LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)
2022スーパーGT第8戦もてぎ LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)

公式予選

11/5(土)Q1/14:38〜 Q2/15:13〜 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:16°C 路面温度:27°C

 B組での走行となったLEON PYRAMID AMGでQ1に挑んだのは、第4戦以来となる篠原選手。天気には恵まれたが、温度は低めとあってウォームアップは普段より入念に行われ、計測4周目からのアタックとなった。一発勝負を完璧に決めた篠原選手は1分45秒674をマーク。期待に応え2番手でQ1を突破する。

 続いてQ2に挑んだ蒲生選手。始まって間も無くクラッシュした車両があり、赤旗が出されて中断。アタック前だったのは幸いだった。再開されるとタイヤは一皮剥かれていたことから、蒲生選手は3周後にはアタック開始。走りをしっかり決めて1分45秒217を叩き出し、決勝レースには4番手から臨むこととなった。

「優勝を狙えるポジションだと思うので、いい予選だったと思います。タイヤも問題ないと思いますので、あとは僕らが頑張るだけです」と、蒲生選手は普段以上に力強く語っていた。

2022スーパーGT第8戦もてぎ LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)
2022スーパーGT第8戦もてぎ LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)

決勝レース

11/6(日)13:00〜 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:16°C 路面温度:27°C

 予選までは寒々としていたもてぎだったが、日曜日になると天気は向上していき、まさに小春日和に恵まれるようになった。決勝レース前のウォームアップでは、予選のQ1に続いて、黒澤監督からスタート担当にも指名された篠原選手が、1分48秒台の前半でコンスタントに周回を重ね、まさに好調そのもの。決勝レースにも、期待が大いに込められた。

 篠原選手はスタート直後に一台の先行を許すも、5番手はしっかり保って周回を重ねていく。ペースも安定しており、また後続は徐々に引き離していた。しかし、8周目に3コーナーで多重クラッシュが発生。FCY(フルコースイエロー)が提示された後、オイル処理も必要ということで、間もなくセーフティカー(SC)の先導に切り替えられる。間もなく終了というタイミングで、ストレートでもアクシデントが発生。そのため、SCランは12周、30分以上に及び、ようやく解除された1周後にLEON PYRAMID AMGはピットに戻され、早々と蒲生選手と交代する。

 このタイミングも良く、早めのドライバー交代を行ったチームの中で“裏の2番手”に浮上。前を行く車両との差も詰めかけたのだが……。しかし、蒲生選手のペースが上がらなくなり、徐々に順位を落としていたことから、43周目にやむなくチームは再度ピットインを決断。これで上位入賞の権利を失うも、レースには何があるか分からない。諦めず最後まで走り続けた蒲生選手ではあったが、勝利の女神は微笑まず、18位でゴールするに留まった。

 望まれたハッピーエンドにはならなかったものの、この悔しさは今後の糧になる。来季のリベンジに期待したい。

黒澤治樹監督

「振動がすごくて、最終的にペースが上がらなくなったばかりか、真っ直ぐ走らなくなってもいたので、危ないからもう一回入れました。パンクとかではなく、トラブルでもないので、しょうがないですね。来年に向けて仕切り直します。応援、ありがとうございました」

蒲生尚弥選手

「しょうがないと言えば、しょうがないです。また、頑張ります。ピットに入ったタイミングも良かったし、ウォームアップの良さを活かして順位も上げられていたので、展開的には良かったのに、そこから先がしんどかったです」

篠原拓朗選手

「スタート直後に一台に抜かれたのは悔しいですし、タイヤの温め方など、いろいろ考えなければいけないとも思いました。ただ、SCが入る前のペースは悪くなかったですし、後ろも離せていましたから、そのあたりは良かったです。その後が難しいレースになってしまったので、原因を究明してこれからに繋げたいです。今シーズンは一段と成長できた1年でした。皆様からもそう思っていただけたら嬉しいです。応援ありがとうございました」


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