レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.02.23 16:20
更新日: 2017.02.23 16:41

2017年からスーパーGTの“シード権”の仕組みが変更。最大参加総台数は48台に

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | 2017年からスーパーGTの“シード権”の仕組みが変更。最大参加総台数は48台に

■継続参戦チーム、ランキング下位はBシードに

(3)クラスII(GT300)チームで2008年から継続参戦しているAシード権以外のチーム

 こちらのチームは、これまでも坂東代表が「長年一緒にやってきた仲間は大事にしたい」と語っていた内容に沿うものだろう。

(4)上記(1)~(3)をのぞき2016年度クラスII(GT300)の獲得チームポイントランキング(各競技車両単位)上位から数え、上記(1)~(3)と合算して42台となるクラスII(GT300)チームの車両

(4)は少々複雑だが、42台からGT500全車、GT300のランキング上位18台、インターナショナルチーム、08年からの継続参戦チームの合計の数字を引いた台数となる。ランキング上位で上にいればいるほどこの枠に入る可能性が高まる。

 また、インターナショナルチーム、08年からの継続参戦チーム、42台の枠のなかに入ったチームは、総称として『Bシード権チーム』と定められている。

■新規、そして無得点だとCグループに……!?

(5)Aシード権チームおよびBシード権チーム以外の既存チーム(GTE休会チームを含む)からクラスII(GT300)にエントリーする車両

(6)Aシード権チームおよびBシード権チームおよび(5)を含め、合算して48台以内で新規チームからクラスII(GT300)にエントリーする車両

 Aシード、Bシード以外の既存チーム(GTエントラント協会休会チームを含む)からエントリーする車両、また新規チームは、『Cグループチーム』として定められた。

 ただし既存チームからの参戦であっても、複数年にわたって複数台をエントリーさせた実績があるチーム以外は複数台エントリーが認められなくなったほか、新規チームはGTエントラント協会による審査が行われる。

 また、今シーズンから海外大会およびGTAが特に指定するレースについては、参加できる競技参加者数が制限される。たとえばSUGOのようにピットに限りがある場合がこれに当てはまるだろう。一方で、それ以外のレースは国内戦全戦の参戦が義務づけられている(クラッシュ等で車両修復ができない場合はこの限りではない)。

 これらの理由から、2018年に向けたAシード/Bシードのチームの選抜は、車両単位のチームポイントの最大6戦分で行われる。ただし、興味深いポイントとして、下記の項目がある。

既存のチームからチーム権利を取得して新規にエントリーする場合は、新規チームがGTEの審査を受け承認されたならば、GTAは既存チームのシード権を引き継ぐことを認める。

 つまり、新規エントラントでも参戦を休止した既存チームから、その“権利”を継ぐことができるというわけだ。新規の場合は、この方策を使えば参入のハードルはかなり低くなるだろう。


関連のニュース