シェイクダウンでは番場が3回のセッションを担当。計測3周の連続走行も行い、手元計測で1分44秒台のタイムを記録した。しかし注目したいのはタイムではなく、ピット内で番場が見せるリーダーシップだ。

 番場はクルマの状況を逐次確認し、エンジニアとディスカッション。必要な指示を即座に出している。また、シェイクダウンに立ち会ったマザーシャシーの製造元である童夢のエンジニアと長時間話し込む姿も見られた。

チームをけん引する番場琢(左)と、これがスーパーGT初参戦の平沼貴之(右)
チームをけん引する番場琢(左)と、これがスーパーGT初参戦の平沼貴之(右)

 こういった番場の働きぶりは、カテゴリー問わず毎レース行われていることで、決して珍しいものではない。しかし、チーム唯一のスーパーGT経験者(しかも2011年のGT300チャンピオン)として、いつも以上に力が入っていたのは間違いないだろう。

 番場も「シェイクダウンを任されたのは光栄な反面、ものすごく責任感を感じました。チームを引っ張り、クルマを仕上げていかなければならないと強く思いました」と言葉を残している。

 そんな番場がみせた働きのなかで、極め付けはGTマシン初ドライブとなった平沼に対し、丁寧にレクチャーしていた点。これもスーパー耐久ではおなじみの光景だが、スーパーGTではドライバーひとりでは好成績を狙えないことを十分理解した、エースにふさわしい行動と言えるだろう。

■コースイン直後からレーシングスピードで周回した平沼

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