K-tunes Racing　2023スーパーGT第6戦SUGO　予選レポート

K-tunes Racing

第6戦／予選スポーツランドSUGO
2023.9.16 Sat

見事なまでの昨年のリベンジ高木選手が14回目のPPを獲得！

　SUPERGT第6戦が宮城県スポーツランドSUGOで開催され、9月16日（土）公式予選が行われました。

　K-tunes Racingは前戦鈴鹿で今シーズン2度目の入賞を果たし、その勢いをさらに加速させてSUGOに入りました。午前中の公式練習でも、ドライバーは好感触で好タイムをマークしていました。いつもは控えめなコメントをするはずの新田守男選手が「マシンの調子は悪くない」と、自信を覗かせるほどでした。

　しかし予選Q1がスタートする直前、雨が降り出しウエットコンディションに。ドライで良い走りを得ていましたが、ウエットは不確定要素も大きくなってしまいます。雨量の変化によっては、痛い目に合うこともあり得ます。

　新田守男選手はレインタイヤでアタックに向かいました。次第に乾いていく路面状況は意外な結果を生むことがありますが、ベテランらしく上手くまとめて4位で、予選Q2を決めました。

　雨は止み、それから予選Q2が始まるまでの43分間で路面はほぼドライに。つまり掛け値ナシの真剣勝負のステージが整ったのです。

　高木真一選手は新田守男選手からポールポジション奪取の指令を受けるなど、プレッシャーをかけられていましたが、それに動じることはありませんでした。冷静にアタックを敢行し、見事ポールポジションを獲得。SUGOという短いコースとしては異例な、2位に約0秒6という大差を付けた圧巻の走りでした。

　また今回のポールポジションにより、前戦で山内英輝選手が新記録とした通算14回に並ぶことになりました。タイトルホルダーに復帰を果たしたのです。

　一番前からのスタート、マシンの速さは万全。しかし第4戦富士、第5戦鈴鹿と、取り逃がした感もあるK-tunes Racing。三度目の正直とすることができるのか？

　決勝レースは17日（日）、スポーツランドSUGOで13時30分にスタートします。

影山正彦
チーム監督
「ドライでは今日の午前中から手応えがあるとドライバーからコメントをもらっていたので、予選は良い結果が出せるだろうと思っていました。直前に雨が降ってドキドキしましたけど（笑）。明日のレースは一番前からのスタートなので、いつも通りにチーム一丸となって1点でも多く持ち帰るぞ、ということを目標に決勝レースを戦い、良い結果を残したいです」

新田守男
「朝から調子良くて、タイヤも良いパフォーマンスを出してくれていたので、いい予選になるかなと思っていました。高木選手がポールポジションの記録で山内選手に先行されてしまったので、何とか追いついてもらいたいと考えていました。直前に雨が降りましたけど、いい順位でQ1を突破して、高木選手のポールポジョン獲得につなげることができて本当に良かったです」

高木真一
「新田選手にもプレッシャーはかけられましたけども、（幻のポールだった）去年のデータと新しいダンロップタイヤで、アタックに入ると自分でも上手くコーナリングできていると感じたので、これはイケたんじゃないかと最終コーナーを立ち上がる時には思っていました。ポールポジションを取れて、本当に良かったと思います」

富士・鈴鹿と取り逃がしてしまった「アレ」を掴み取れ！
さぁ、3度目の正直しかない！