更新日: 2023.09.21 17:35
K-tunes Racing 2023スーパーGT第6戦SUGO 決勝レポート
K-tunes Racing
第6戦/決勝スポーツランドSUGO
2023.9.17 Sun
ポールポジションからのスタートも8位入賞が精一杯という結果に
SUPER GT 第6戦SUGO、9月17日(日)に決勝レースが行われました。予選では、2位に大差をつけるスーパーラップで高木真一選手がポールポジションを獲得。2戦連続の最前列からのスタートになりました。決勝レースでの好成績が期待されました。
今週のSUGOは不安定な天候で、霧雨のようなわずかな降水が断続的にありました。気温は27℃と高めだったものの、厚い雲が陽差しを遮ったことで路面温度は低く、残暑の香は蒸すような高い湿度だけでした。
決勝レースの序盤、スタートドライバーの新田守男選手はポールポジションから2位以下の後続車を引き離し、リードを拡げていきました。しかし5周目あたりからペースが苦しくなり、リードを失ってしまいました。後続車からのプレッシャーを制しながらトップをキープしていたものの、20周目に2位へ。
25周で高木真一選手へドライバー交代し、ニュータイヤに交換。トップを取り戻すために追い上げを開始しました。実質2位となっていた35周目、大きなクラッシュが発生しセーフティカーが導入された後、赤旗中断となりました。その間隙を突いてピット作業に入った2台があり、実質4位へと後退してしまいます。
レースが再開する43周目に3位、45周目に2位とポジションを上げ、トップが狙える位置まで来ました。しかし50周目以降はペースが苦しくなり、54周目に4位、56周目に6位とポジションを落としてしまいます。メカニカルトラブルが心配されましたが、タイヤのグリップダウンによるものでした。
一時は11位にまでポジションを落としたものの、ライバルたちのペースが苦しくなったこともあり、高木真一選手は9位でチェッカーを受けました。その後、レース後の車検で上位に失格判定が出たため、正式結果では8位へと繰り上がりました。
予選の速さはあったものの結果にはつなげることができず、悔しい週末となってしまいました。
影山正彦
チーム監督
「飛び切りッ、悔しいです! マシンの調子も良くて、ドライバーのガンバリもあってポールポジションが獲れました。今日の決勝レースでも、チーム全員がほぼミスなく、一丸となってレースを戦いました。その成果として入賞、ポイントを手にすることはできましたが、やっぱりもっといい結果を出したいですね」
新田守男
「周回数が進むとペースの落ち込みが他のチームよりも大きいことは予想していたので、スタートから少し引き離して貯金を作りたいと思っていました。狙い通りの展開にはなって、2位でピットに戻って来ました。後半の高木選手も厳しいことになると思っていましたけど、赤旗が出て貯金が消えて、さらに辛いことになってしまいました。入賞できたのは良かったと思います」
高木真一
「最初の10周くらいはペースも良くて、オーバーテイクすることもできました。赤旗中断があって、それ以降はペースが苦しくなってしまい、後ろのマシンを抑えることはできず、次々に抜かれていってしまいました。今回サーキットに持ち込んだタイヤが、今日のコンディションには合わなかったのかなと思います」
入賞したけど悔しい!
チームの進化がいつの間にかボーダーラインを引き上げている