対照的にホンダの新しいPUを走らせたピエール・ガスリーは、ドライバビリティに満足していた。

「パワーだけでなく、デプロイ(回生エネルギー)も改善された。それだけではない。バッテリーやエネルギーマネジメントなどすべての面でパフォーマンスが上がった。本当に良いステップを踏むことができた」

 ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターも「通常、新スペックを持ってくると、いきなりうまく機能させることができずに、ドライバビリティに苦しむということが珍しくないんですが、今回は週末を通して、ドライバビリティがとても良かった」と新スペックのポテンシャルを評価した。

 カナダGPの1戦だけでは評価できないというレッドブルの考えは、決して無茶な理屈ではない。

 なお、アビテブールは「このままではオファーを取り下げる」と警告しているようだが、申し込み期限の5月15日にFIAに対して2019年のPU供給チームとしていったんレッドブルの名前を書いた以上、勝手に取り下げることはできないはず。逆にレッドブルがルノーからホンダに変更するにはメルセデスとフェラーリの了承が必要だが、両者にとってはレッドブルがルノーとホンダのどちらを選択するのも関心がないことから、同意すると考えられる。

 つまり、この一件はレッドブルだけがイニシアチブをとって進めることができる特異な交渉で、決定はフランスGP期間中かその直後。発表はオーストリアGPとなることはほぼ間違いない。

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