■満点+9点。殊勲のドライバーたち

 今回、満点がロマン・グロージャンに、9点がニコ・ロズベルグ、ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペン、ストフェル・バンドーン、パスカル・ウェーレインにそれぞれ与えられた。

 ハースのグロージャンは9番グリッドから5位でフィニッシュ。新規チームで連続入賞を飾った。
「グロージャンは完璧な週末を送った。予選でトロロッソ2台に勝ったのは見事だった」と寸評には記されている。
「Q2でニコ・ヒュルケンベルグとあえて戦わずに敗退、それによって新品タイヤでレースをスタートすることができた」
「最後のピットストップには時間がかかったものの、グロージャンは戦略を最大限に活用してウイリアムズ2台とマックス・フェルスタッペンに勝った。素晴らしい仕事をした」

2016年F1第2戦バーレーンGP ロマン・グロージャンの5位フィニッシュを喜ぶハースチーム
2016年F1第2戦バーレーンGP ロマン・グロージャンの5位フィニッシュを喜ぶハースチーム

 メルセデスのロズベルグは2番グリッドから優勝を飾った。「ほぼ完ぺきなパフォーマンスを見せたが、ポールポジションを獲得できなかったことで1点減点」されている。

2016年第2戦バーレーンGP ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
2016年第2戦バーレーンGP ニコ・ロズベルグ(メルセデス)

 レッドブルのリカルドは5番グリッドから4位獲得。彼はRB12の強みを生かし切り「今回もまた可能な最大限の結果を出した」が「唯一ターン1でルイス・ハミルトンと接触したことで減点」された。

 トロロッソのフェルスタッペンは10番グリッドから6位を獲得。「1周目にエステバン・グティエレスに抜かれたことだけがマイナスで、それ以外はいい走りをした」と評価された。

 マノーのウェーレインは16番グリッドから13位でフィニッシュ。「間違いなく予選のスター。16位はドライの予選においてはマノー史上ベストであり、ルノー勢とザウバー勢に勝った。(Q1で15位だった)レッドブルのダニール・クビアトとも0.247秒差だった」
「決勝中、タイヤのデグラデーションに苦しんだが、ザウバー勢やルノーのケビン・マグヌッセンとバトルを楽しんだ」

※次ページ以降の内容
マクラーレン・ホンダ:バンドーンはほぼ完璧。バトンの3位には驚かされたが…
全ドライバーへの評価点は……

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