2022年の新レギュレーション変更でF1は変化を見せたのだろうか。良かった点、変化がなかった点などスペイン在住のフリーライター、アレックス・ガルシアがシーズンを振り返る。
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 2022年のF1シーズンが終了した。なんというシーズンだったろう!モータースポーツの世界で最高のシリーズが、またしてもコース内外で信じられないようなショーを見せたことは否定できない。しかし私は自分自身に問いかけ続けている。これは本当に、先日終了したシーズンに約束されていた“新しい”F1なのだろうか?私はこの9カ月のことを好意的に見ているが、それでも答えはおそらく大きな「ノー」だ。

 より多くのオーバーテイク、序列の変動、小規模チームによる驚きの結果が出る傾向が高まること。2022年にはこうしたことが起きると我々は聞いていた。それでも私は考えてほしいと思う。2020年は、合計13人のドライバーがトップ3の結果を出しており、それにはレーシングポイントとアルファタウリによる優勝も含まれる。2021年は、トップ3の結果を出したドライバーは12人(ベルギーGPでのジョージ・ラッセルの2位を入れれば13人だ)で、マクラーレンとアルピーヌによる優勝が含まれている。だが2022年を評価してみると、表彰台に上がったドライバーは7人で、優勝を飾ったのはレッドブル、フェラーリ、メルセデスだった。

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