Moto2クラス1年目は7位を最高位にランキング13位。2年目の2018年はスピードアップチームに移籍すると、カタルーニャGPでグランプリ初優勝を達成。シーズン通算2回の表彰台に立ち、ランキング10位を獲得した。そして、2018年8月には、2019年から新チームのペトロナス・ヤマハSRTよりMotoGPクラスにステップアップすることが発表された。

 2019年、19歳のクアルタラロはテストからMotoGPマシンに順応し、第2戦アルゼンチンGPで8位に初入賞。第3戦アメリカズGPでは7位に入賞し、第4戦スペインGPでは初ポールポジションを獲得する。決勝でもトップ争いに加わったものの、レース中盤にマシントラブルに見舞われ、リタイアに終わった。

スペインGPでマルケスが持つ史上最年少ポールポジション獲得記録を破ったファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)
スペインGPでマルケスが持つ史上最年少ポールポジション獲得記録を破ったファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)

 決勝翌日に行なわれたオフィシャルテストでは、自身がスペインGPの予選Q2で記録したオールタイムラップレコード(1分36秒880)を上回る1分36秒379を記録した。次戦はホームグランプリとなるフランスGP。まだ、マルケスが持つ最高峰クラスの最年少優勝記録(20歳と63日)更新のチャンスを残している。

「決勝レースのフラストレーションが、素晴らしいテストで補われた。ル・マンが待ち切れない。マシンのライディングを楽しみ、走り続けたい」とクアルタラロ。

バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

 バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は第1戦カタールGP開幕前の会見でクアルタラロについて次のように語っている。

「クアルタラロは若い。とても若いけど、MotoGPクラスに昇格してきた。彼のキャリアは少し不思議だった。天才と称賛されてグランプリ参戦スタートしたが、何らかの理由で少し見失っていた。今年はスピードを証明する非常に重要なチャンスがある。とても興味深いよ」

 最年少MotoGPライダー、クアルタラロが今後どのような活躍を見せるのかに注目が集まる。

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