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クルマ ニュース

投稿日: 2018.03.30 06:23
更新日: 2018.03.29 17:43

量産可変圧縮比エンジン初採用。ニッサン、新型『アルティマ』をワールドプレミア

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クルマ | 量産可変圧縮比エンジン初採用。ニッサン、新型『アルティマ』をワールドプレミア

『アルティマ』初の4輪駆動モデル

 新型『アルティマ』は、米国北部のお客さまのニーズにお応えするため、4輪駆動システム“インテリジェント4×4”を初めて採用しました(新型2.5リッターエンジン搭載車に設定)。“インテリジェント4×4”を搭載した4輪駆動モデルは、同地域における『アルティマ』の販売台数の中で、大きなシェアを占めると見込んでいます。

 同システムは最先端のトルクスプリット制御システムを用いて、道路や走行条件に合わせて自動的にトルクを前後輪へ分配します(100:0~50:50)。また、LSD(リミテッドスリップデフ)やヒルスタートアシストと連携して制御することで、坂道発進や悪路走行を含む幅広いシーンでドライバーに自信と運転する楽しさを提供します。

世界初の量産型可変圧縮比ターボエンジン

 新型『アルティマ』は、世界初の量産型2.0リッター直列4気筒可変圧縮比ターボエンジン“VCターボ”を搭載しました。V6ガソリンエンジンと並ぶ動力性能を発揮しながら、4気筒エンジンと同等の低燃費を実現します。

“VCターボ”エンジンは、ピストンの上死点の位置をシームレスに変化させることが可能となり、圧縮比は8:1(高性能)から14:1(高効率)の間で自在に変えることができます。

 運転状況に応じてエンジンの制御ロジックは、自動的に最適な圧縮比を選択します。また同技術は、燃料消費量と排出ガスの大幅な削減、騒音や振動レベルの低減など、多くのメリットがある上に、既存のエンジンに比べ軽量かつコンパクトです。
 
 最大出力は248馬力、最大トルクは273lb-ft(プレミアムガソリン)となっています。本“VCターボ”エンジンは日本で生産されます。

“VCターボ”エンジン搭載車には、インストルメントパネルに7インチアドバンスドライブアシストディスプレイが採用され、ドライバーは運転中、コントロールの状態を目で確認することができ、その革新的な技術を感じることができます。

 また、この2.0リッター“VCターボ”エンジンは、高速道路走行時の燃費(mpg)が10%以上向上することが期待されます。※1

新型2.5リッター4気筒エンジンを採用

 新型『アルティマ』のもう一つの新しいエンジンは、直列4気筒DOHC 2.5リッター直噴エンジンです。最大出力、最大トルクは、188馬力、180lb-ftで、エンジン部品の80%以上が、新しい部品もしくは新設計の部品となっています。

 本エンジンは、吸排逆転エキゾーストマニフォールド一体型ヘッドや断熱性を高めた樹脂ポートインサート、直噴ガソリン(DIG)システム、可変タンブルコントロールバルブ、ミラーボアコーティング、可変容量オイルポンプ、e-VTC、クールドEGRなどの採用により、出力とトルクを向上させながら、騒音や振動等(NVH)を改善し、燃費の向上とクリーンな排出ガスも実現しています。本エンジンは、テネシー州のデカード工場で生産されます。

 また、新型『アルティマ』はロックアップ領域を拡大したエクストロニック CVTを採用しており、SRグレードではパドルシフトが選択可能です。

ニッサン・アルティマ インテリア
初採用された19インチホイール
初採用された19インチホイール


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