まずは外観。クラウンは高級セダンと位置付けられており、先代モデルは重厚な印象があったが、新型クラウンはそんなイメージからガラリと変わっている。
車体には6ライトウインドウが採用されたためCピラーが短くなり、セダンでありながらクーペのようなスタイルとなっている。また、フロントグリルは先代モデルを踏襲しつつ、とがった王冠型から、落ち着いた印象の王冠型になった。
RSグレードになるとメッシュパターンの専用フロントグリルとリヤバンパー、18インチアルミホイールに加え、左右4本出しのエキゾーストテールパイプ、スポイラーなどが装備されるため、全体的に鋭く、よりスポーツカーに近いエクステリアとなっている。
鋭い外装とは違い、室内は上質なデザインだ。それでもセンターコンソールとパワーウインドウスイッチベースにはカーボン調が取り入れられており、落ち着いた空間のなかにもスポーツカーのアクセントが散りばめられている。
ちなみにトランスミッションは、レクサスにも採用されている『8 Super ECT』(スーパーインテリジェント8速オートマチック)で、シフトレバーを『M』ポジションに入れればマニュアルモードに切り替えることができる。