しかし、ヴァルキリーはこの驚異的なスペックを誇るエンジンに加えてハイブリッドシステムも備える。F1のKERSのようなブーストシステムとなるこのアシスト機構は、インテグラル・パワートレイン製の電気モーターとリマック製バッテリーシステムによって構成され、最大162馬力がエンジン出力に加算される。

 そのためヴァルキリーの最高出力は都合1176馬力となり、同時に280Nmの電気モータートルクが、エンジンが発する740Nm/7000rpmというトルクに加わることで6000回転時で900Nmに達するという。

「アストンマーティン・ヴァルキリーは自動車業界内の“究極のハイパーカー”になるように設定されており、これらのパフォーマンス数値はその声明を強調している」と語るのはアストンマーティンの副社長兼スペシャルビークル・オペレーション責任者を務めるデイビッド・キング氏だ。

「レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ、コスワース、リマック、そしてインテグラル・パワートレインの4社はこのパワートレイン開発における素晴らしいパートナーであり、すでに環境に配慮した排ガス規制に対応したハイブリッドシステムを完成させている。そして、我々もこのパワートレインを最初のプロトタイプに適合させる準備ができている」

「私はこのクルマが初めてトラックに出たとき、人々がその姿とサウンドに信じられないほど興奮することになると確信しているんだ」

 いよいよ本年中に最初のデリバリーがスタートする考えられているアストンマーティン・ヴァルキリー。大詰めを迎えた車両開発は、アストンマーティンとレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ、そしてDTMドイツ・ツーリングカー選手権やブランパンGTシリーズに参戦するRモータースポーツを運営しているAFレーシングの下で継続される予定だ。

アストンマーティン・ヴァルキリー プロトタイプ
アストンマーティン・ヴァルキリー プロトタイプ
アストンマーティン・ヴァルキリー プロトタイプ
アストンマーティン・ヴァルキリー プロトタイプ

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