トロフェオコレクションに共通する外観の特徴は、サイドエアベントフレームとCピラーのサエッタロゴに施されたレッドのディテールにあります。リヤデザインはライト形状が刷新され、3200GTやアルフィエーリのコンセプトカーにインスパイアされたブーメランのような意匠を採用しています。

 ギブリ トロフェオにおいては、ボンネット形状も新たなデザインが与えられており、レヴァンテ トロフェオと同様に、冷却性を高めるふたつのアグレッシブなエアダクトを備えています。ギブリ/クアトロポルテトロフェオには、21インチのオリオーネホイールが装着されます。レヴァンテ トロフェオには22インチのオリオーネホイールが用意されています。

ギブリ トロフェオに追加されたエアダクト
ギブリ トロフェオに追加されたエアダクト

 トロフェオのアグレッシヴな意匠的特徴はインテリアにも同様に引き継がれており、イグニッションをオンにすると専用のインターフェースが表示される新しいオンボードパネルが採用され、ヘッドレストにはトロフェオの文字が刺繍されています。また、インテリアには最高級レザーである、フルグレインのピエノ・フィオーレ・ナチュラルレザーを採用しています。

 ADASシステムには新機能が追加され、アクティブ・ドライビング・アシストにより、市街地や一般の高速道路でも運転支援機能が作動可能となっています。また、MIA(マセラティ・インテリジェント・アシスタント)にも新技術が導入され、解像度がアップグレードされたマルチメディアスクリーンは、ギブリ トロフェオ、クアトロポルテ トロフェオともに10.1インチ、レヴァンテには8.4インチのディスプレイが採用され、解像度とグラフィックが以前より向上しています。さらに、マセラティコネクトプログラムにより、トロフェオコレクションは常にインターネットに接続されており、さまざまなサービスを提供しています。

 ギブリ/クアトロポルテトロフェオは、グルグリアスコ(トリノ)のアヴォカート・ジョヴァンニ・アニエリ工場(AGAP)で、レヴァンテ・トロフェオはミラフィオーリ(トリノ)の工場で生産されます。

マセラティ・クアトロポルテ トロフェオ(左)、レヴァンテ トロフェオ(中央)、ギブリ トロフェオ(右)
マセラティ・クアトロポルテ トロフェオ(左)、レヴァンテ トロフェオ(中央)、ギブリ トロフェオ(右)

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