クロスカントリー・ファンのみならず、高級SUV市場でも絶大な支持を得るジープ・ブランド。そのフラッグシップとなる『Grand Cherokee(グランドチェロキー)』がマイナーチェンジを受け、3月4日より発売開始となっている。
2011年の日本市場投入以降、2度目のマイナーチェンジとなる4代目は、エントリーの「ラレード」、充実装備の「リミテッド」、最上級版の「サミット」のグレード構成は変わらず。
エクステリアでは、全車ともにこれまでよりグリルの高さを短くすることで、伝統の7スロットグリルがよりスタイリッシュなデザインにアップグレード。さらに、ヘッドライトベゼルのカラーをこれまでよりダークに、グリル周りをブラックに統一、フロントLEDフォグランプ部分を改良したことで、より高級感と重厚感のある印象に変更された。
装備面でも魅力を高める変更が数多く施され、エントリーの「ラレード」では需要の高いリアバックアップカメラを標準設定とし、ドアミラーにオート格納機能を追加。改良が施された3.6リッターV6エンジンはアイドリングストップを新たに搭載するなど、上級モデルに劣らない装備となった。
中間の「リミテッド」は、上記に加えアドバンスドブレーキアシスト、ACC、前面衝突警報、車線逸脱警報、パークアシスト、ブラインドスポットモニターなどを備える充実した先進安全装備をプラス。さらに最上級版の「サミット」では、これらの装備を加えた上で、エンジンを従来の5.7リッターから他モデル同様の3.6リッターV6に刷新。「リミテッド」で約3万円、「サミット」で約70万円のプライスダウンを実現している。