予選終了から4時間を過ぎても気温と路面温度に大きな変化はなく、レース中のタイヤパフォーマンスダウンを考慮したセッティングに変更して13周の決勝第1レースに臨みました。両ドライバーともにスタートをうまく決めて1コーナーへ。ここでゴウダが大きくアウト側へ膨らみ、ポジションダウンして21番手へ後退。
金澤は3ポジションアップの16番手でオープニングラップをクリアしました。ラップタイムが上昇してこないゴウダは、強いアンダーステアに苦戦を強いられていました。
前方マシンの脱落によって21番手までポジションアップしたものの、10周目を終了した時点でピットインし、リタイアすることになりました。
一方、金澤は安定したペースで走行を続け、15位でゴールを迎えました。
ロガーデータを分析し、ゴウダのアンダー発生状況に対処するセッティング変更を施して、21日(日)の決勝第2レースに備えることにしました。朝一番のレースとあって、前日より気温と路面温度は若干低いものの、第1レースで使用したタイヤのパフォーマンスダウンを考慮し、セッティングをさらに微調整して13周レースに挑みました。
19番手グリッドから最高のスタートを決めたゴウダが2ポジションアップ。一方、金澤はグリッド上でクラッチが完全に切れない状況に陥り、なんとかスタートは切れましたが、1ポジションダウンしてオープニングラップをクリアしました。
レース折り返しの7周目にはゴウダ15番手、金澤16番手へとポジションアップ。その後、第1レースを走行できず、タイヤライフが十分に残っていたマシンに両ドライバーとも抜かれ、ゴウダ16位、直前を走るチームメイト、ゴウダに果敢にアタックを掛け続けた金澤は17位でフィニッシュしました。
FIA-F4第7&8戦は7月22(土)~23日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOにて開催されます。