タロコパーク・カオシュンのオープニングセレモニーであいさつするモビリティランド曽田浩社長
タロコパーク・カオシュンのオープニングセレモニーであいさつするモビリティランド曽田浩社長

●日台友好の新たな“絆”に

 そんな鈴鹿サーキットパークは5月9日、タロコパーク・カオシュンとともにセレモニーが行われ、正式にオープンした。モビリティランドの曽田浩社長も現地を訪れたほか、先日の熊本地震の際には自らの給与1ヶ月分を寄付して話題になった陳菊高雄市長など、政治家も多数訪れた。

鈴鹿サーキットパークの起動式の様子。陳菊高雄市長や、モビリティランド曽田社長によってスイッチが入れられた。
鈴鹿サーキットパークの起動式の様子。陳菊高雄市長や、モビリティランド曽田社長によってスイッチが入れられた。
「タロコパークに設けられる『鈴鹿サーキットパーク』は、私たちの50年以上にわたるノウハウとコンセプトが詰まった、まさにモビリティパークと呼べる施設です」と曽田社長はあいさつした。

「日本の鈴鹿サーキットを超える『喜び、楽しさ、感動』をここ高雄の鈴鹿サーキットパークでお客様に提供できるよう、日々努力を重ねてきました。台湾と日本の『絆』がますます強固なものになりますことを願っています」

 近年、台湾と日本はモータースポーツを通じた交流が非常に盛んになりつつあり、2016年はスーパー耐久にも台湾チームが出場するなど、日本のモータースポーツ文化を吸収しつづけている。今回誕生した鈴鹿サーキットパークは、その流れを加速させていくものになりそうだ。

ミニ鈴鹿サーキットの最終シケインを走るカート
ミニ鈴鹿サーキットの最終シケインを走るカート
鈴鹿の最大の特徴と言える立体交差も再現。写真はデグナーふたつめから110Rへ向かう区間。
鈴鹿の最大の特徴と言える立体交差も再現。写真はデグナーふたつめから110Rへ向かう区間。
鈴鹿サーキットパーク内には、鈴鹿の50年の歴史を伝える年表も。
鈴鹿サーキットパーク内には、鈴鹿の50年の歴史を伝える年表も。
レンタル用のヘルメットは、清潔かつ整然と並べられる。
レンタル用のヘルメットは、清潔かつ整然と並べられる。
鈴鹿サーキットパークの1〜2コーナーの様子。カートで走ると実質ヘアピンに近い。
鈴鹿サーキットパークの1〜2コーナーの様子。カートで走ると実質ヘアピンに近い。
鈴鹿サーキットパークの様子。手前がメインストレート、奥側がS字にあたる。
鈴鹿サーキットパークの様子。手前がメインストレート、奥側がS字にあたる。

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