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国内レース他 ニュース

投稿日: 2017.09.22 15:09
更新日: 2017.09.25 15:19

インタープロト:MZRacing 2017第3戦/第4戦 レースレポート

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国内レース他 | インタープロト:MZRacing 2017第3戦/第4戦 レースレポート

 翌17日も空模様は回復せず、9時09分からジェントルマンの第4戦決勝がやはりSC先導で始まりました。今回は10周または25分という規定です。
 
 佐藤さんは第3戦の順位通りの7番グリッドからのスタート。3周を終えてSCがピットインし、残り7周でのレースとなりました。この日の佐藤さんは堅実な走りを見せました。
 
 事実上のオープニングラップで1台をかわし、スピンした先行車も抜き去ってクラス5位に浮上。さらに4位のライバルを0.186秒差まで追い詰めたところで、チェッカーフラッグを受けました。

さて、13時24分からのプロクラス第3戦の決勝は、8周または15分という超スプリントレースです。予選5番手だった山下さんはこのレースで3位以内に入り、その直後に10周または20分で争う第4戦で優勝を狙う、という戦略を立てていました。

55号車人馬一体 ドライビングアカデミー
55号車人馬一体
ドライビングアカデミー

 とはいえ、このクラスに出場しているのは日本のトッププロばかり。なかなか、思い通りにはいきません。それでも第3戦の終盤に山下さんは3位まで順位を上げて、いよいよ勝負の第4戦を迎えます。
 
 プロクラスは第3戦も第4戦も、通常のローリングスタートでした。13時49分、シグナルがグリーンに変わった時点で、山下さんはポールの19号車(関口雄飛)と2番グリッドの3号車(石浦宏明)の間を狙う素振りを見せます。
 
 ならばと19号車がアウト側に寄せてスペースを埋めようとした時、一気にイン側からソウルレッドの55号車が加速してトップに躍り出ます。

 降りしきる雨でプロといえども視界不良に苦しむ中、先頭の55号車だけは先行車の水しぶきがないので圧倒的に有利です。しかも後方では19号車と7号車(坪井翔)が抜きつ抜かれつのバトルになってしまい、ペースが上がりません。
 
 山下さんは3周目には早くも5.7秒のアドバンテージを築き、中盤からは十分すぎるリードをコントロールしながら先頭でゴールします。
 
 山下さんは、「このチームでの初優勝を達成できて嬉しいです。先頭に立ってからは、かなり余裕を持って走ることができました。残り2戦で佐藤さんにも同じところに立ってもらえるように頑張ります」とコメントしました。
 
 一方で佐藤さんは、「悔しいです。でも今日の山下さんには、涙が出るほどの感動と教訓をもらいました。スタートを含めて、もう一段ギアを上げて次に臨みます」とリベンジを誓いました。

 富士スピードウェイを舞台に年間4ラウンドで行われる2017年のインタープロトシリーズ。次の戦いはその第3ラウンドで、10月28日から29日にかけての週末に開催される第5戦と第6戦となります。

インタープロトシリーズ:http://www.interproto.jp


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