ENEOSスーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONEのST-4クラスといえば、トヨタGR86を筆頭とするFR・NAエンジン勢の主戦場だった。そこへ2025年シーズン、大阪府茨木市にショップを構えるAutoLabo(オートラボ)がZC33S型スズキ・スイフトスポーツで参戦を開始。クラス唯一の前輪駆動(FF)ターボ車という存在をなぜ選び、どのようにレーシングカーに仕立てたのか。國松宏二代表に聞いた。

■「低コストながらしっかりとスポーツできる」第一印象も、市販車ゆえの限界

 AutoLaboがスイフトスポーツをスーパー耐久ST-4に投入するきっかけはレギュレーション変更にあった。もともとST-4に参加できる車両は2021年シーズンまで排気量2000ccまでとなっていたが、2022年には2400ccまでに引き上げられた(2023年から2500ccに再拡大)。この変更がさまざまな車種の可能性を広げたと國松代表は振り返る。

「2.4リッターに上がったということは、今まで走ることができなかったクルマでも走ることができると思ったので、いろいろ考えました。そのなかでスイフトスポーツは、かなり早い段階から目をつけていましたけど、誰かがやるだろうなと思ったので他のクルマを探したりしていました。そこから一年経ち、二年経ち……『あれ、誰もやらないのか。じゃあ俺がやるか』ということで始めました」

 そのスイフトスポーツに対する國松代表の第一印象は「低コストながらしっかりとスポーツできるクルマ」という認識だった。実際にレーシングカーに改造を始めると、その素性やボディ剛性の良さと同時に、市販車ゆえの限界も見えてきたという。

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