クラブマンシリーズでは、オープニングラップのS字でアクシデントがあり、セーフティカーがいきなり入ったばかりか、上位陣には違反スタートに対するペナルティも。それがなんとフロントローに並んだ神谷と手塚に出された。

「自覚はあります(苦笑)。前のレースでシグナルのタイミングを見ていて、『今日はちょっと長いな』って思っていたのに、待ちきれませんでした。『鈴鹿で決めろ』と業務命令だったので。次は気持ちよく終わらせます」と神谷。

 そんな波乱の展開のなか、期せずしてトップに立つことになったのは橋本だった。しかし、前を走っていたふたりの後退前後も、激しい庄司優磨(OTG AREA 86)のチャージを受けており、決して楽にトップに立てたわけではない。最終コーナーの速い庄司は、続くホームストレートでスリップストリームを使って橋本に迫り、1コーナーで何度も仕掛けていたからだ。しかし、そのつど橋本は冷静にガードを固めていた。

 逆に庄司は、最終ラップの1コーナーで松井に抜かれ、再逆転を狙ったヘアピンで接触。その脇をすり抜けたのが長島大輝(埼玉自動車大学校生駒ED86)だった。松井が3位、庄司が4位でゴールするも、危険行為のペナルティとして庄司には60秒加算され、29位にまで降着。

クラブマンシリーズンは橋本洋平(カーウォッチBS86 REVO)が優勝
クラブマンシリーズンは橋本洋平(カーウォッチBS86 REVO)が優勝

「棚ぼたですけど、勝てて良かった。今シーズン、いろいろありましたけど、これでリセットです(笑)。庄司君とのバトルを制したのが、最大の勝因ですね。必死にブロックライン通って、なんとか逃げ切りました」と橋本。

 一方、スーパーFJから転向の長島は、これが86/BRZレースで初の表彰台に。「今までうまく行かなかったけど、やっと表彰台に立てました」と橋本にも負けない喜びようだった。

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