ファイナル

12月16日(日)
天候/曇り
コース状況/ドライ
 迎えたファイナルレース。今年のスーパーFJシリーズの日本一を決める戦いに32台のマシンがグリッドにつき、スタートの時を迎えた。

 ポールポジションの神は、スタートで3番手となるも、続く2周目の5コーナーでアウトから2番手を攻略すると、残るは1台。懸命に追いかけていき、2周目時点で0.9秒あったギャップを3周目では0.7秒に詰めていく。

 しかし、神が思うほど前に詰めることができず、焦ったことで4周目の3コーナーで攻めすぎた結果、立ち上がりの際にリヤを縁石に引っかけ4コーナーでスピン。そして、続く後続に接触されたことで、神のレースはここで終えることとなった。

 一方の上田も、後続にスタートダッシュを決められて8番手となるも、1つずつポジションを上げていく。また、前方での脱落もあり5番手となったところでセーフティーカー(SC)が導入される。

 2周のSCランの後、リスタートが切られ残り4周のレースとなるが、このSCランでタイヤが冷えてしまったことからペースを上げることができず、5番手でチェッカーを迎えた。

 これで今シーズンのスーパーFJの幕が閉じた。神は今年一年、もてぎでも遠征先でも「負けなし」のシーズン。上田も神と切磋琢磨し、走りを磨いてきた。今回、全国から集まったライバルたちと戦い、良い勝負をし、「負けた」ということがふたりを強くすると期待したい。

コメント

チーム監督 坪松唯夫

 ジュニアドライバー達にとって日本一決定戦は自分のポテンシャルを示し、アピールするには持ってこいの機会である。神は順調な流れで予選、第一レグと勝ち進んだが一瞬のミスで勝ちを逃してしまった。悔しいだろうが今後この経験を生かして欲しい。

 上田は練習走行からタイムが伸びなかったが予選で挽回した。レースはスタートで順位を落としたことが致命傷になってしまった。

ドライバー 神晴也

 予選は、ベストを出した周で、タイヤをダートに落としてしまったことがもったいなかったです。第1レグでは、「抜き返さないと、レース人生が終わる」と必死でしたが、トップになったあともうまく考えて抜き返されないように仕掛けられたので、久々にレースができて楽しかったです。

 ファイナルは、またスタートで失敗してしまい、2番手になったあともなかなか差が詰まらなくて焦りからミスを招いてしまいました。ここで勝つことを目標に今シーズンやってきたので、悔しいです。ですが、もう次に向けて切り替えてまた頑張ろうと思います。

ドライバー 上田裕也

 練習から走りのリズムが上手くいかなくて、前日にようやく戻ってきた感じでした。予選では、なかなかタイムをまとめることができず、出しきれませんでした。第1レグ、ファイナルともにスタートで抜かれてしまって、まだまだ課題だと思っています。

 ファイナルのSC後も、タイヤをロックさせてしまい、自分で逆転のチャンスをなくしてしまいました。

 今シーズンやってきて、以前よりも走りは成長できた部分もありますが、課題はまだまだあります。そういった課題に向き合いながらまた成長していきたいです。

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