クラブマンシリーズでは、チャンピオンを決めたばかりの松原怜史(asset・テクノ・BS 86)が欠場。「最終戦はプロシリーズに出場することになりました。その下準備もしなくてはいけないし、リスクも回避するため」というのが、その理由だ。

まさに鬼の居ぬ間となった予選では、橋本洋平(カーウォッチ86BSポテンザED)が長らくトップにつけるも、土壇場で全日本ジムカーナチャンピオンとしても知られる、菱井將文(CUSCO BS 86)が初めてのポールポジションを獲得する。「やった~! もう1コーナーで蹴られてもいい(笑)。ただ、横にいるのは橋本選手なので、昨日の感じならストレートで離されるような気しかしない」と語っていたのだが、決勝レースでは裏腹の展開に。
橋本は好スタートを切って菱井にも迫るが、1コーナーでのトップ浮上は果たせず。それが唯一の逆転のチャンスとなってしまう。じわじわと菱井が差を広げていくなか、手塚祐弥の徹底マークを受けることとなったからだ。
しかし、手塚も「実は昨日のレースで、左リヤの足回りにダメージを負って、右コーナーだけひどいオーバーステアになって」と逆転の決め手は欠いていた。なんとかしのぎ抜いた橋本だったが、その間により菱井は逃げていた。
レースでの初優勝を飾った菱井は「本当に嬉しいです。ジムカーナで勝つより嬉しい(笑)。序盤のうちに離せたのが良かったんでしょう、スタートからかなりプッシュしました。正直言って、レースをなめていました。もっと早く勝てるかと思っていましたから」と本音をポツリ。

2位は橋本で、3位は手塚。クラブマンシリーズ最終戦はこのふたりによるランキング2位争いが最大の焦点になりそうだ。
86/BRZレースの第8戦は10月29~30日、鈴鹿サーキットで開催される。
