蒲生はホイールにダメージを負って後退、トップで踏みとどまった元嶋がトップチェッカーを受け、ENDLESS ADVAN 86が最終戦を待たず、チャンピオンを決めたかと思われた。しかし、蒲生との接触が危険行為と判定され、30秒加算のペナルティで3位に降格となる。

繰り上がって優勝を飾ったのは、TC CORSE iRacing ROADSTERの近藤翼/堤優威/加藤彰彬組。ST-4クラスでロードスターの勝利はもちろん初めてで、シリーズ参戦3年目の快挙ともなった。
「今回は練習から調子が良かったので、4位とか5位には行けるかなと思っていたら、まさかこんな成績になるとは!」と近藤。ドライバー自身も驚きの様子だった。
一方、ここまでの4戦すべてでウィナーが入れ替わっていたST-5クラスは、ついに2勝目を、しかも連勝で飾るチームが現れた。2戦連続で笑顔を見せたのは、BRP★J’S RACINGホンダカーズ三重北FITの古宮正信/松田智也/吉本晶哉組。そして2位でゴールした、BRP★J’S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFITの大野尊久/梅本淳一組が、ランキングのトップに返り咲くこととなった。
