ポルシェカレラカップジャパン2021 第6戦（鈴鹿）決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社（本社：東京都港区 代表取締役社⻑：ミヒャエル・キルシュ）とポルシェカレラカップジャパン（PCCJ）委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2021シリーズ第6戦の決勝を、鈴鹿サーキット（三重県）で 2021年8⽉22⽇（日）に開催しました。
天候：曇り 路面：ドライ
気温：29度 路面：35度（レーススタート時）
PCCJ第6戦の決勝グリッドは、21⽇午前中に行われた予選のセカンドベストタイムで決定した。プロクラスは現在チャンピオン争いを繰り広げているランキング2位の#60 小河諒がポールポジションを獲得。2番手は2点差でランキングトップの#24 近藤翼。
プロアマクラスのポールポジションは、昨日の第5戦で今シーズン2勝目を挙げた#98 IKARI。アマクラスは、同じく昨日の第5戦で今シーズン2勝目を挙げた#62 Kumaがポールポジションを獲得した。なお、プロアマクラスでランキングトップの#25 内山清士は第5戦のペナルティーにより最後尾グリッドからのスタートとなった。
13時30分からのフォーメーションラップ後、再び全車がグリッドに整列してシグナルレッドからブラックアウトでレースはスタート。ポールポジションの#60 小河は、落ち着いてスタートを決めて1コーナーを制する。その#60 小河を、#24 近藤、#31 上村優太、ポルシェジュニアドライバー#91 大草りきの3台が追いかける。
#91 大草も果敢に#31 上村を攻めていくが抜くことはできない。1周目終了時点のトップ#60 小河とのタイム差は、#24 近藤が0秒186、#31 上村が0秒581。3台は数珠つなぎになって周回を重ねていくが、#60 小河は徐々に2位以下との差を広げて6周目には0秒632となる。
しかし#60 小河は、7周目の130Rでハーフスピンを喫して、2番手以下との差は再び縮まることに。ラスト2周、2位の#24 近藤はトップの#60 小河を攻め続け並びかけるも抜くことはできず、#60 小河がトップチェーカーを受けて今シーズン4勝目。
#60 小河は「今日はコース上でしっかりと結果を残せて良かったです。近藤選手とのバトルも最後まで抑えきることができ、ランキングトップに立ったので残りのレースもこの勢いで頑張ります」と喜びを語る。
2位の#24 近藤は「小河選手を抜くことができず2位に終わりましたが、残りのレースでは勝ちに行きます」と力強く語ってくれた。これでランキングポイントは#60 小河、#24 近藤ともに150点で同点になっているが、#60 小河が4勝と勝利数で上回っているためランキングトップとなっている。
プロアマクラスは、ポールポジションの#98 IKARIがスタートでミスし、#77 浜崎大がクラストップに立つ。だが4周目に#77 浜崎がデグナーでオーバーランを喫してしまい、#98 IKARIがトップに返り咲きそのまま優勝。「スタートでミスをしてしまいましたが、今シーズン初の連勝を飾ることができました。
このまま勢いに乗ってタイトル獲得を目指してます」と語る。なお、グリッド最後尾スタートだった#25 内山は、徐々に順位を上げて最終的に#77 浜崎もパスしクラス2位でチェッカー。これによりシリーズランキングは、1位#25 内山が136点、2位#77 浜崎が134点、3位#98 IKARIが130点と接戦となっている。
アマクラスは第5戦に引き続き#62 Kumaが、クラスポールトゥウィンを決めて今シーズン3回目の優勝を飾る。「2日連続で優勝できて本当に嬉しいです。今日は、プロアマクラスのドライバーともバトルをできて楽しかったです」と喜びを語っていた。なお、アマクラスのシリーズランキングは、1位#84 Masa TAGAが132点、2位#62 Kumaが124点となっている。
次回のPCCJ第9〜10戦は、9月11日（土）、12日（日）に今回と同じく鈴鹿サーキット（三重県）で開催を予定している。終盤戦に突入し、各クラスのシリーズランキング争いは例年以上に僅差となっているので、次の鈴鹿でも熱いバトルが展開されるはずだ。
