ポルシェジャパン株式会社（本社：東京都港区）とポルシェカレラカップジャパン（PCCJ）委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2022シリーズ第11戦の予選を、鈴鹿サーキット（三重県）で 2022年10⽉8⽇（土）に開催しました。
天候：曇り 路面：ドライ 気温：20度 路面：25度（セッション開始時）
今シーズン、ニューカップカー『911 GT3カップ（タイプ992）』が導入されたPCCJは今大会が最終戦となる。前戦で『プロクラス（Pro）』『プロアマクラス（ProAm）』『アマクラス（Am）』の3クラスとも、今シーズンのチャンピオンは決定しているが、最終戦の舞台は日本で最も多くの観客が集まるF1サポートレースとあってドライバーたちは気合いが入っている。7日（金）に実施されたフリー走行は、雨に見舞われてしまったが各車とも路面状況やいつもとは違うコースサイドのポストやサインボードの位置を確認するように周回を重ねた。
8日の予選は、定刻の13時30分に開始されて13台のカップカーが一斉にコースインしていく。しかし開始直後に#77 浜崎大と#5 CASA MINGOが接触するアクシデントが発生し、#5 CASA MINGOのマシンを回収するためにセッションは赤旗中断に。13時41分、予選タイムアタックは再開されて各車は再びコースイン。まず、今シーズンのチャンピオンを決めている#60 小河諒が2分02秒680を記録してトップに立つ。
このタイムをターゲットに各車はアタックを繰り返していくが、2番手の#1 近藤翼も2分03秒001と2秒台に入ることはできない。その後、上位2台はタイムを更新できずに終わり、#60 小河のポールポジションが確定する。
予選後、#60 小河は「今シーズン、近藤選手との予選対決に初めて勝ってポールポジションを獲得できたのは嬉しいですね。鈴鹿での自分のベストタイムも更新できたので、明日はスタートをきちんと決めて勝ってシーズンを終えたいと思います」と、決勝への意気込みも語る。
2番手となった#1 近藤は「F1走行後の路面は思ったよりもフィーリングが良かったのですが、内圧やセッティングがうまく行かなくてタイムを延ばすことができませんでした。決勝では、スタート勝負になるでしょうからしっかりと決めたいと思います」と語る。また、ポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 山本聖渚は思ったようにタイムが伸びず総合9番手からのスタートとなる。
プロアマクラスのポールポジションは、今シーズンのクラスチャンピオンを獲得した#98 IKARIで2分05秒365を記録。「今回もアマクラスのTAKAMI選手にタイムで負けてしまったのが悔しいです。決勝では総合3位表彰台を獲得できるように、気合いをいれて走りたいと思います」と#98 IKARIは語る。0秒148差でクラス2番手となった#9 武井真司は、「明日の決勝は今シーズンの最終戦ですから、勝つことだけを考えて攻めていきます」と、巻き返しを誓う。
そして、アマクラスのチャンピオンである#10 MOTOKI TAKAMIは2分05秒095とクラスニューコースレコードを記録し、クラスポールポジションで総合グリッド3番手を獲得。「今日は気持ちよく走ることができ、総合3番手に入ることができました。今回の決勝は、総合順位での表彰式になるので、予選順位以上でゴールして、表彰台に立ちたいですね」と意気込みを語る。
最終戦となる第11戦の決勝レースは9⽇（土）11時05分スタート（10周もしくは30分間）を予定する。これが今シーズン最後のレースであり、F1のサポートレースでもあるため各ドライバーともいつも以上に気合いの入った走りを見せてくれるはずだ。
